層雲峡

より16km、帯広方面へ国道273号線を行くと右手に
大雪高原温泉の看板が見えてきます。
ここから狭い砂利道のヤンベタップ林道を10km進むと、旭岳の裏側「裏大雪」と呼ばれる標高1260mに佇む一軒宿「大雪高原山荘」に突き当たります。

期間限定の秘湯の宿と言われる理由は、1年間の営業は6月10日から10月10日までの4ヶ月間、たったの123日だからなのでしょうね

(※マウスオンすると画像が変わります。スマホの方はタップすると画像がか変わります。)8ヶ月は豪雪の中になる高原山荘ですが、夏にはたくさんの高山植物が咲く緑岳が裏山にあり、なかには、

のみ咲くダイセツヒナオトギリソウなど、貴重な植物も自生しています。
左の画像は5年前、山荘の裏で撮影したダイセツヒナオトギリソウ、

黄色の花を1~2輪咲かせてました。

豊かな泉源を持つ高原の駐車場では、あちこちで湯が湧いており(画像右)、小さな湯の流れが、ひとつになり大きな流れになっていて、この光景を見ていると


どこを掘っても湯が湧き出るんでしょうね

玄関先には、道内で8軒のうちの1つ「日本秘湯を守る会」の提灯があり

玄関前の足湯は、流石に今期営業の終了もあと3日とあって、湯が抜かれてました

玄関を入ると正面に

の剥製、その横に
券売機があるので、お食事券や入浴券を購入します。


たちは、日帰り入浴料+山荘折詰弁当(鍋付き)1,600円を購入
カウンターの女性に

を渡し、名前と食事の時間を伝え、浴場へ・・・



よく掃除が行き届いた長い廊下の途中には、温泉宿でよく見かけるヒグマの剥製

そして、昭和43年9月に昭和天皇・皇后陛下の行幸啓を仰いだ際のお写真が掲げられています。
右のお写真は、山荘裏山で天皇陛下が固有植物を観察しているご様子
廊下の突き当たりが
広い休憩所で、下山した男性が寛ぎ中


その手前に浴場へ続く廊下があり、
貴重品ロッカーに血圧計、そして衣所前の洗面所には冷たい水も用意されています。
では、3年ぶりの湯浴みをしのしょう

脱衣所には、もちろん
温泉分析書、ドライヤー付きの
洗面所が1つ、そして無料の
足裏マッサージ機
と、ちょっと嬉しいサービスがあったりして

(※マウスオンすると画像が変わります。スマホの方はタップすると画像がか変わります。)温泉分析書は、
3年前に訪問した時のものと違い
新しい分析書になってますね

泉温が20℃以上も下がり、ph値も成分総計も・・・どうしちゃったんでしょう

ちょっと不安・・・

源泉名 高原温泉(A・B混合泉)
泉 質 単純酸性泉(低張性酸性高温泉)(旧泉質名:単純酸性泉)
泉 温 47℃(気温 26℃)
知覚的 無色澄明 弱酸味 弱硫化水素臭
ph 値 2.9
残留物 0.158g/kg
成分総計 0.195g/kg
試験月 平成27年8月
しか~し、あの乳白色の湯は健在で~す


(※マウスオンすると画像が変わります。スマホの方はタップすると画像がか変わります。)木彫りの熊の湯口も、ヒビが入り劣化しちゃってるけど、元気に温泉をリバースしております

クマゴローって名らしいですが、女湯もクマゴローなのかな


硫黄臭も以前と変わりなく、酸性泉ですが不思議と肌への刺激も少なく肌触りがマイルド


それに硫黄泉で湯当たりする

でも、ゆっくり湯浴みできちゃうんです

変わらず
湯花も大量にフワフワしてますね
マイルドな肌触りは、この
豊富な湯花があるからなのかもしれないですね

天井も高くて窮屈感は全くなく、ゆったりした雰囲気で湯浴みできます

洗い場には、シャンプーやボディーソープもあるので、忘れた方には便利かも・・・

内湯のあとは、かぶり笠が掛かっている入り口から
露天風呂へ行ってみましょう

フェンスに囲まれてますが、大雪山を眺めながらの湯浴は解放感がありますょね

(※マウスオンすると画像が変わります。スマホの方はタップすると画像がか変わります。)すると

ちゃん親子も湯浴みに来ちゃいました



紅葉は終わってしまいましたが、青い空が近く感じられ

とても気持ちが良く、澄み切った空気の中、時間を忘れてしまいそうに・・・

(※マウスオンすると画像が変わります。スマホの方はタップすると画像がか変わります。)動画を撮影していたら、昼食の約束の時間が迫ってきてました

この付近の温泉の湧出は、大正年代に発見されてました。
この高原温泉の開発の発端は昭和29年の洞爺丸台風による風倒木処理のため林道が開かれたことで発見されたためです。
さて、お願いしていた山荘折詰弁当を食べに行きましょう

カウンター横の薪ストーブに

が入っており、既に高原は冬


営業終了3日前と言えて、売店の
棚も見事なくらいガラガラです


日当たりの良い席に、お食事の用意がされてます


こちらが山荘折詰弁当・・・3度目となりますが、今年はちょっと寂しい内容かも


終了間近だから、食材の仕入れも控えてるのかもしれませんね。仕方ない・・・

でも、ニジマスの塩焼きはしっかりと主張されています

お鍋の方には、何故か

南瓜の天ぷらが・・・節約ね



山荘折詰弁当とお鍋を美味しくいただき

お腹も膨れましたので、山荘裏の
高原温泉に行ってみることに・・・。
ボコッボコ

ゴボッゴボ

と不気味な音を立てているボッケに
あちこちから高温の蒸気

が吹き出ている地獄谷の様なところです

この地獄谷の様なところから先は「白雲岳」や「緑岳」の登山口になっています

こんな晴れた日に登ってみたいですょね

(※マウスオンすると画像が変わります。スマホの方はタップすると画像がか変わります。)帰りにヤンベタップ林道で、冬毛のキタキツネに出会いました

無事に春を迎えられると良いのですが・・・厳しい大雪の冬を乗り切れることを願わずに居られません

参考になったと思われた方は、
是非↓↓↓こちらをクリックしてね
大雪高原温泉
「大雪高原山荘」住所 北海道上川郡上川町層雲峡高原温泉

01658-5-3818
日帰り料金 700円
日帰り営業時間 10:30から16:30受付まで(17:30までに退館)
営業期間 6月10日〜10月10日(営業期間中無休)
公式サイト
http://www.daisetsu-kogen.com/index.php/ 日本製紙旭川サポート株式会社 大雪高原山荘旭川事務所
住所 北海道旭川市パルプ町505−1

0166-26-8300
①過去記事
http://kurumi2002217.blog77.fc2.com/blog-entry-169.html②過去記事
http://kurumi2002217.blog77.fc2.com/blog-entry-546.html(2015/10/07)