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温泉ソムリエです。源泉掛け流しの温泉を中心に湯巡りしながら、食べ歩きを気ままにご紹介…。

長万部温泉「丸金旅館」

「盤石温泉」の素晴らしい湯を堪能したあとは、一気に国道5号線を北上
そして、長万部(おしゃまんべ)町で、少し遅い昼ご飯にします。
「オ・シャマンベ」って、ヒラメのいる所の意味があるそうですょ

シーズンオフ&平日&お昼時を少し過ぎているので、観光バスもありません
かにめし本舗「かなや」は、創業80年の老舗、道内外の観光客には有名だょね
かにめし本舗  かにめし
今日は、ゆっくり食事ができそうね
もちろん、オーダーするのは「かにめし」1050円
駅弁よりご飯の量が多い気がするんだけど・・・思い違いかな

長万部町は源泉掛け流し温泉でも有名ですょね
天然ガス開発を目的に試掘作業を進めていたところ、昭和30年2月12日に天然ガスと一緒に温泉が湧出、以来温泉街が形成されたそうです。
その後、温泉を有効的に活用しようと、昭和38年に長万部温泉利用協同組合が設立され、現在では組合員9名、そのうち宿泊施設は8軒あるそうです。

そこで、立ち寄ったのが長万部駅裏にある「丸金旅館」

この旅館は、昨年宿泊した「長万部温泉ホテル」の真向かいにあります。
こちらの玄関先にも赤の提灯が下がってて・・・

玄関を入ると受付があり「いらっしゃいまんべ~ッ!」とお出迎えしてくれたのが・・・
いらっしゃいまんべー
9歳にして「うるせぇ、この豚野郎ッ!」と発言をしてしまった。
頭はアイリス、耳はホタテ、そして体が、性格はかなりストイック、しかも使用取り消しになってしまった「まんべ君」じゃないですか~
丸金旅館でひっそりと・・・本体は何処に・・・

ご主人に、1000円(大人1名500円)を手渡し、奥の浴場へ
丁度宴会なのか、団体客なのか、旅館内がバタバタの様子です

浴場前にはソファーが置いてあり、休憩スペースになっており
暖簾  休憩
休憩スペースからは、水車が回る中庭が見え、ゆっくりできそうです。

縦長のこぢんまりした清潔感のある脱衣所です
脱衣所
ただ浴場出入り口が緩いスロープになっているので、湯上がり後はよく足を拭かないとツルンとやっちゃうかも
もちろん温泉分析書や水質検査結果も掲げられています。

源泉名 長万部温泉(長温R2号)
泉 質 ナトリウム-塩化物泉(高張性よわアルカリ性高温泉)
泉 温 49.5℃(気温22℃)
湧出量 600リットル/min
知覚的試験 淡黄色わずかに濁りあり、強塩味、無臭
ph 値 8.0
密 度 1.0059(20/4℃)
蒸発残留物 10.41g/kg(180℃)
試験年月日 平成3年6月12日

浴場は湯気もうもうとしてますが、渋いタイル造り

洗い場も4つあり、シャンプーなども揃っています。

浴槽1
内湯には浴槽が2つあり、薄い緑の湯が檜の枠から溢れ出て
湯温は41℃と44℃に設定されているので、私は41℃の方でのんびり
若干の湯花が舞っていて、ツルツル感もよく微かにオイル臭がありますが、本当に心地よいお湯
浴場は、交互に入れ替えなるようで、この日の女風呂は檜湯、男湯の方は岩風呂だったようです。

そして、ここの丸金旅館には長万部温泉では唯一「飲泉許可」を得た飲泉所があります
飲泉
薄い塩加減で、少し苦みもある感じがかな~

露天は・・・完璧に塀に囲まれてます
露天
内湯は湯気が多いので、それからは解放されるって感じですが、超ぬる湯なので、今回は撮影だけにしました。

露天風呂には、同町内の「二股ラジウム温泉」から運ばれてきた「放射性石灰華(樋口石)」が鎮座しています。
男湯の岩風呂では、この樋口石から湯が注がれているようで、ラドンの湯になっているのかな
石灰華
怖い。何シーベルト?なんて馬鹿な事を考えてはいけません
ラジウムの崩壊生成物あたるラジウムエマチオン、つまりラドンは半減期が3.84日、また樋口石に含まれるラドンは超微量なので人体に悪い影響ありません
それどころか、微量のラドンは良い効能があるくらいです
・・・と長万部温泉とは関係ない事を書いてしまいましたが、長万部の湯でになって、帰路につきました。

そして・・・途中で「さんまつみれ鍋」を食し
さんまつみれ鍋
帰って体重を量ると 「食欲の秋」ご注意を・・・

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長万部温泉「丸金旅館」
住所 北海道山越郡長万部町字長万部403
 01377-2-2617 FAX 01377-2-3790
営業時間 7:00~22:00
公式サイトhttp://www.marukinryokan.jp/



(2012/10/10)
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盤石温泉「盤石山荘」

日本海から国道277号に入り、雄鉾(おぼこ)岳の麓「おぼこ荘」で野趣溢れる露天風呂を堪能したあとは、一気に噴火湾沿い国道5号線を目指します
内浦湾(別称噴火湾)は、渡島半島の東岸、室蘭市のチキウ岬、及び駒ヶ岳北東麓の松屋崎に囲まれた、直径50kmの円形の海域で、鮭、烏賊、鰈がよく獲れるほか、ホタテの養殖が盛んです。

国道5号八雲町落部交差点から「銀婚湯」方面へ行くと
入り口の看板が右側に見えちゃうので・・・
目的のは、もう直ぐそこ
そこを右折して、盤石大橋を渡り・・・ちょっと行くと林道になり極端に道幅が狭くなります。
今年の1月に訪れた時は、林道入り口にを駐車して、徒歩で進んだのでしたが、私1人では怖くなって引き返したのでした

5分も行くと、木々の間から湯小屋が見えてきました
「湯とぴあ臼別」に続き、ど~しても連れにココで湯浴みして貰いたくて、今回強行した湯巡り
湯小屋に行くには、川の手前に2~3台駐車可能なスペースがあるので、そこに駐車してから、極めて危険と張り紙がされた橋を渡ります。
駐車スペース  橋極めて危険

やっと連れて来られました

私は、冬に断念しているので、1年ぶりの訪問になります
連れとは1度目は場所が分からず・・・2度目は日が暮れてて断念・・・

今は完全立入禁止となったアノ湯小屋に、どこか似てますねぇ

若オーナーさん手作りの「盤石山荘」の看板が味があって良い感じ (マウスオンして見てね)

湯小屋は内鍵が掛けられるので、安心して湯浴みできます
でも、オーナーさんが言うには、この辺りはヒグマが多く生息しているらしいので、生ゴミ等は持ち帰りましょう
小屋周辺や小屋内に食べ物の臭いがしたら、突入しかねませんょ
脱衣室1  脱衣室
喜んでいる私を尻目に、「脱いだ服はどこに置けば良いんだい?」と、連れはドン引きの様子
そう、は函館で炭焼き「梁山泊」のオーナーさん個人所有の温泉を善意で無料開放されているのです。
どうして無料開放しているかについては・・・こちら「北海道B級グルメ徒然記」を読んでくださいませ
とても感動的な話が記載されています。

以前は愛好家さんの中で、静かに楽しんでいたでしたが、温泉関連の本やラジオなどでも紹介されたり、オーナーさんが多くの方に楽しんで欲しい・・・と希望があり、最近ではブログ等でも場所が公となりました。

さて、湯浴みの前に・・・今回は函館まで焼肉を食べに行けないので、ちょっとばかりのお礼を「歓喜」に入れ、ノートにお礼を書きます_
歓喜  記帳 

石をセメントで組んだだけの茶色と緑の温泉成分が付着した湯船に、身を沈めると
浴槽
思わず大きく息が漏れてしまいます
さっきまで、少し引き気味の連れも「おぉぉ~~」と歓喜

薄く白濁した新鮮な湯が絶えず注がれ、排湯口から湯がドンドン溢れ・・・
湯口1  排湯
これだけの温泉を善意で無料開放されていらっしゃるオーナー様に感謝

そして、愛好家さんたちのシャンプーやボディソープかな?もちろん手は付けません
管理されている愛好家さんたちにも、感謝です
シャンプーなど  湯船

鉄臭と渋味と塩味が混じったような湯、全身にコーティングされる様にになり
湯浴み  盤石温泉
次は、いつ来られるか分からない盤石の湯を思う存分堪能しました

帰りに湯小屋の周りを見てみると・・・直ぐ裏に源泉井があったんですねぇ
これは新鮮な湯極まりない
裏  梁山泊

個人所有の温泉なので“マナーを守り、節度を持って”この温泉を大切に利用されることを望みます。
そして、ヒグマ生息地です。
ゴミの持ち帰りは、ヒグマの命とこの小さな温泉を守る事にもなると思います。

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盤石温泉「盤石山荘」
住所 北海道二海郡八雲町
入浴時間 24時間
定休日 無休(冬期林道閉鎖)
 
(2012/10/10)

八雲温泉「おぼこ荘」

見市温泉から、410mの標高と低いながらも落石の多い雲石峠を超え、雄鉾(おぼこ)岳の麓に、自然豊かな温泉地
「八雲温泉」があり、国道沿いには大きな案内看板もあるので「おぼこ荘」に全く迷うことなく行く事ができます

松前藩時代に温泉が噴き出したのが始まりと言われ

遊楽部(ユーラップ)川の支流である鉛川の上流にある温泉なので、昔は鉛川温泉と呼ばれ鉱山の温泉だったらしいです。

日帰り入浴客は、「おぼこレクレーションセンター」から入るそうなんですが・・・・
何も知らない私たちは、堂々と本館の正面玄関から入ってしまいました
ですが、とても快く「いらっしゃいませ~」と言っていただけました

しかし、ちゃんと宿泊客用と日帰り入浴客用と下足棚も分けられ、日帰り専用の券売機もあります。
玄関ロビー  券売機
を2枚(大人1名450円)購入して受付の方に渡し、大浴場へ向かうのですが、何だかフカフカの赤い絨毯が、今までに無い不思議な感触
ちょっと今までギシギシ床が多かったかな?

貴重品ロッカー  休憩室
浴場前には、貴重品ロッカーもあるので安心
ロッカーの横には、急な心臓発作にも対応AEDもありました

あらら・・・想像以上に狭い脱衣所だわ

しかも、パウダースペースと言うか、ふつ~の洗面所
これだけの施設なら、もう少し広くて~なんて想像してました
そして、女湯にはお決まりのベビーベッドもあるのですが、男湯の脱衣所にはないのかな?

ぐるりと見渡すと、隅っこの方に温泉分析書が掲げられてます。
しかし「温泉の利用状況について」と浴槽の面積や、は週に何度行っているとか「衛生管理状況について」と詳細も貼られてます。

源泉名 町営温泉 おぼこ3号井・5号井混合
泉 質 ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉(低張性中性高温泉)
泉 温 45.5℃(気温-5.4℃)  
湧出量 600リットル/min
知覚的所見 微淡黄色 澄明 弱炭酸味 ほとんど無臭
ph 値 6.4
蒸発残留物 2.524g/kg
成分総計 3.831g/kg
試験年月 平成17年3月

巨石・銘石を配した野趣溢れる造りと有名な浴場へ

噂通りの浴場ですねぇ
赤茶色のお湯が溢れ、浴槽の縁には茶色の石灰華が付着して張り出しています
宿泊した「あわび山荘」にも、似てる感じ~かも・・・。

岩の間からお湯が掛け流しで注がれ、湯触りはキュッキュッとしてます
湯口  露天5
浴槽に浸かっていると、露天風呂への入り口が・・・もちろん行っちゃいますょ


長い渡り廊下みたい階段を下りて行くと・・・
階段の途中から男湯の露天風呂がチラ見できちゃいました広くて良いなぁ~

何でも内湯と露天には、巨石・銘石を合計で280tも使っているとか・・・
露天1

男湯の半分くらいの広さですが、露天風呂から鉛川がよく見え、とっても開放感にも溢れています
露天3  露天4
目を閉じると川と風の音気持ちが良いね

「男湯から湯煙と吊り橋が見えたから行ってみよう」と・・・帰りに寄ってみると・・・
吊り橋  川縁1
鉛川縁周辺のアチコチから温泉が溢れ出て、石灰華が山盛りになってました

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八雲温泉「おぼこ荘」
住所 北海道二海郡八雲町鉛川622
 0137-63-3123
営業時間 11:00~21:00
定休日  不定休
公式サイトhttp://www.h-ffs.com/oboko/index.shtml



(2012/10/10)

山狭の湯の宿「見市温泉旅館」

平田内温泉「熊の湯」で、貴重なお話を聞いたあとは、熊石から雲石国道(277号線)に入り雲石峠方面にへ向うと、見市(けんいち)川の谷沿いに、一軒宿があります。

その名は、そのまんま「見市温泉旅館」
見市温泉外観
鄙びた感じで、なんだかしちゃうね
地元の方に聞いた話では、ヒグマが傷を癒すほど、ミネラルたっぷりの良い湯とのこと・・・
慶応年間に現在の宿の初代が、熊が傷を癒しているところを発見したと伝えらており、江戸時代末期から知られていて、明治初め1868年に開業。
100年以上に渡たって、見市川の渓流沿いに湯治宿が営まれ、戦前は樺太(サハリン)の造材や鉱山関係者、戦後も北洋の漁船員の方で、その疲れや傷を癒すため、賑わったそうです。

から降りると、大喜びで私たちを出迎えてくれたのは、温泉犬の“じゅん君”です

お客さんに対して分け隔てなく、温泉犬らしい良い仕事してますねぇ~てか・・・
は、これだから可愛いのょね

今年の春、仁木町で起きた事故の様なことにならない事を祈って、お宿の方へ
見市温泉玄関  受付
全体的に鄙びた感じですが、玄関ガラスはピカピカに磨かれ手入れされます
それに、内装もリフォームされたらしく、想像以上に綺麗な館内です

声を掛けると、ご主人が出て来られたので、1000円(大人1名500円)を手渡し、浴場へ行く前にの光が降り注いでいる休憩室を覗いて・・・
見市川1  休憩所?
赤い見市川が綺麗ですねぇ~

浴場へは、見市川を右に見ながら廊下を行くのですが・・・ここにも、休憩スペースがありました
休憩所  休憩所1
スペース横には、アイスリームの自販機やマッサージチェアがあり、温泉分析書も掲げられています。

源泉名 一号井戸と二号井戸の混合井
泉 質 ナトリウム-塩化物泉(中性低張性高温泉)(旧;含重炭酸土類弱塩泉)  
泉 温 59.8℃(気温24℃)
湧出量 110リットル/min(自然湧出) 
知覚的所見 無色澄明 弱カン味 無臭
ph 値 6.4
蒸発残留物 4.342g/kg
成分総計 5.106g/kg
試験年月 平成20年6月

さて、ミネラルたっぷりの湯に浸かりましょう
暖簾

脱衣所も綺麗に整理整頓され、パウダースペースには有料のマイナスイオンドライヤーがあります。

付きロッカーはなかったはずなので、自己責任で管理しましょう

思っていたより広い浴場は、観葉植物が2つあるだけの何の演出もなくシンプルだけど

赤茶色の湯が、湯船いっぱいタプタプに注がれ、窓側にあるパイプから静かにオーバーフローされています
湯治場は、これで良いんだょね

静かな湯面には、いっぱいの白い結晶状の湯花と、所々に緑の湯花(?)が見られます
湯花1

湯船の縁も、温泉成分が堆積されて、タイルがまるで煉瓦みたいだね
内湯2  湯口内湯
湯口から注ぎ出る湯は、透明に近いですが・・・

中に含まれる鉄分が酸化するため、湯は赤茶色に濁るようです。
濁り  洗い場
熱めのお湯は、舐めると少し鉄気と塩気の味がする湯で、体の芯までジワ~~っとミネラルが滲みてる感がして、思わずとため息が出るほどの気持ちのいいお湯です

露天風呂は、小さめだけど眺めと・・・野湯には及ばないけど開放感は抜群

すぐ脇を流れる見市川のせせらぎを聞きながら、のんびりですねぇ    

男湯側からは、道内の温泉巡りをしていると言う先客2人と連れの賑やかな話し声がしてます
露天1  露天2
女湯は私だけの貸し切り
やはり熱めで、見市川を背に浴槽の縁に腰掛けては、また入る・・・を繰り返し、ミネラルたっぷりの湯を堪能したのでした

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見市温泉「見市温泉旅館」
住所 八雲町熊石大谷町13
 01398-2-2002
営業時間(日帰り入浴)7:00~22:00
定休日 無休
公式サイトhttp://www.kenichi-spa.com/



(2012/10/10)

奥美利河温泉「山の家」

せたな町の「あわび山荘」に向かうため国道230号線をしていると、日本一の清流に認定されたこともあると言う奥美利河ダムのところに、とっても気になる看板を発見
『そりゃ、行くしなかい』と慌てて車をバックさせ、道道999号線へ入ります

この奥には、営業期間が4月末のGWから10月いっぱいと言う秘湯感たっぷりの温泉宿があるそうです。
細い道をクネクネと進むのですが、アスファルトなので対向車さえ気を付ければ
道
奥美利河温泉に向かう途中の景勝地、通称「熊すべり」
今年は、この「熊すべり」の箇所で、崖の雪解けが予想以上に全く進まず、残雪の道路への崩落の危険性が回避出来ない為、道路の一般開放を見送られ、オープンが1ヶ月近く遅くなったらしいです。

20分ほどで奥美利河温泉「山の家」に到着
ここには、バンガローやバーベキューコーナーがあったりと、キャンプ場でもあるようですね
ピリカ
手前が湯小屋、高台にあるのが宿泊管理棟で食事処もあります。

ここに立ち寄る予定がなかったので、私にとっては思いがけないサプライズ
ただ・・・アチコチに撮影禁止の立て看板が・・・
撮影禁止  お願い
浴場で何か問題でもあったのかな?

撮影出来ないのは、ちょっと残念だけど
それ以上に、テンション上昇中の私は、宿泊管理棟まで一気に駆け上り
入浴料の600円(大人1名300円)を手渡し、撮影の許可を求めると・・・

やっぱりダメでした
それでも、浴場以外なら・・・ってことで撮影
てか、管理棟から露天風呂が丸見えじゃん
露天風呂
あははは・・・意味わからん

それにしても、凄い量の湯が川に流れ落ちてます
湯
こんなの見ちゃうと、撮影なんてど~でも良くなっちゃうょね
別に撮影が目的でなく、湯浴みが目的なんだょねちょっと間違ってたわ

ログハウス風の湯小屋、入ってビックリ思っていたより綺麗
脱衣所2  脱衣所
脱衣棚にロッカーもあり、絨毯も敷かれてたりして
もちろん温泉分析書もありました。

源泉名 奥美利河温泉
泉 質 単純温泉(弱アルカリ性低張性温泉)(旧泉質名:単純温泉)
知覚的 無色澄明 ほとんど無味無臭
泉 温 38.5℃(気温20℃)
ph 値 7.9
残留物 0.218g/kg
成分総計 0.300g/kg
試験年月 平成20年10月

さてさて、湯浴みで~す
男女別の内湯は、カランもシャワーもない上、コンクリートの打ちっぱなしと丸太と木材で作られた殺風景な浴場だけど、木枠の7~8人が入れる大きさの湯船には、肌に刺激がない透明な優しい湯が加水・加温無しで注がれています
furo.jpg (HPより転載)
湯船の底には小石が敷かれ、半身浴も出来るように大きめの石も置かれており、少々ぬるめの湯なので「風邪ぶり返してしまうかな?」と思ったけど、ゆっくり静かに浸かっているいると、じわ~っと体が温まってきます
これは、逆上せることなく何時間でも浸かってられそう~だけど・・・

内湯のガラスの扉を開けると、あの丸見えだった露天・・・
5.jpg (HPより転載)
手前部分に男女を分ける仕切りがありますが、その先は池のような大きな混浴露天が広がっています。
こちらの湯船も内湯と同じように底に石が敷き詰められ、その石がクッキリと見えるほど湯の透明度が高く
アイヌ語で「ピリカ」は「美しい」という意味、ここが奥美利河温泉と呼ばれる意味が、この湯でも納得できますね

仕切りの切れ間から、男湯側をちょいと覗くと・・・
湯口ではなく、山肌と言うか岩から湯が溢れ出ているではありませんか
「あ~あそこに行きたい~あそこで湯浴みしたい~」と思ったけど、湯が透明過ぎるので・・・あきらめました
10月の少し冷たい風を感じながら、男女を分けた仕切りギリギリのところで、連れとお喋りしながらの湯浴みは、気持ち良くて楽しい
次の移動がなければ、何時間でも浸かっていたい奥美利河の湯
38℃とぬるい湯ですが、やっぱり温泉です
「あわび山荘」に向かうの中で、後から後から汗が・・・

※2014年で閉鎖しました。

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奥美利河温泉「山の家」
住所 北海道瀬棚郡今金町字美利河352
 0137-83.7111(クアプラザピリカ)
入浴時間 8:00~19;00(5~10月)期間中無休
入浴料金 大人300円 / 小学生150円 / 幼児無料
公式サイトhttp://kurplazapirika.com/okupirikaonsen/yamanoie.html



(2012/10/09)

平田内温泉「熊の湯」

「湯とぴあ臼別」で朝湯を堪能、「あわび山荘」お腹いっぱいになった後は、国道229号線の長磯海岸(奇岩ロード)を南下
奇岩ロードと言うだけあり、奇岩が点在していますが、その中でも、一際目を引く「親子熊岩」が現れます。

CA3C061167b.jpg
『親子熊岩物語』
大昔、生物の生存をおびやかす程の大嵐があり、山奥から飢えた親子熊が海岸に現れ、海岸に群れる蟹を小熊に食べさせていたが、蟹を追った小熊が、岩をすべり落ちてしまった。
親熊は夢中で溺れる子熊を助けるため手を伸ばすが、ぬれた岩に足をとられ、無残にも海中へ・・・それを見ていた海の神様は、子を思う親の愛の深さに心をうたれ、溺れる親子熊を救いあげ、愛の姿をそのままに岩に変身させたのだった。

CA3C061867b.jpg
連れに「夢がない」と指摘を受けちゃいましたが、私的には「小熊」は分かるんですが、親熊の大岩がそれこそ「臼別の大人伝説」に登場する大人(おおびと)に見えちゃうんですょ
口が耳まで裂け、身の丈が高く、恐ろしい形相をした怪物が、大きな黒い目に大口を開けてる様に・・・しかも髪型は角刈り・・・そう見えるのは私だけ?

・・・なんて夢がない事を言ってる間に、今回の湯巡りの第2の目的地に到着
駐車場には、既に1台のが駐車されてます。
先客が居ても、ココまで来て諦める訳には・・・
熊の湯駐車場1  熊の湯
荷物を持って歩いていると、八雲町のRV車がゲートを抜けて入ってきたので「乗せて行って~」と声を掛けると「直ぐそこだょ~あっはっは~

あはは・・・ホントに直ぐそこでした 駐車場から100mくらい
熊の湯1  熊の湯2
ガードレールから下を覗き込むと、平田内川の渓流沿いに丸太の脱衣小屋とオレンジ色の湯だまりが見えます
しかも先客が居ると思っていたら、誰も居な~~い

階段を渓谷側に下りて行と、男女別の脱衣小屋があるので、しながら服を脱ぎ

脱衣用の棚もあるので、きちんと脱いだ服は置きましょう
すると、先ほどの八雲町の役場の方が、脱衣所内の注意書きにもありますが「貴重品やは必ず、浴槽のところまで持って行ってねぇ~。上から丸見えだから女性はタオル巻いて良いですから~水はホースから出てますから・・・」と、わざわざ教えに来て下さいました

渓谷の大岩を刳り抜いただけの野趣あふれる無料の混浴露天風呂、温泉成分でオレンジ色になっちゃってて
熊の湯5

自分が真っ裸であることも、道路から丸見えって事も忘れ、飛び込んでしまいたくなっちゃったのでした
熊の湯7

すぐ横をゴーゴーと滝の様に流れる平田内川の渓流があり、木々の緑が覆い被さってくる素晴らしいロケーション
ただ、崖のようになっているので、足を滑らして転落しないように注意
かなり怖かった何度も背筋がゾクゾク
河  河1
昔、が居ぬ間に人々が湯浴みしたと言う「熊の湯」
この辺りは、ヒグマの生息地なのは間違いないのでしょうね

湯船は4~5名くらいの広さがありますが、しかし今日はこのロケーションもこの湯も貸し切り
あ~気持ちいい
熊の湯10
どっぷり浸かり、辺りの景色、渓流や木々の音を聞いて居ると、気持ちが良いの超越

52℃の熱めのナトリウム - 塩化物泉(旧泉質名:弱食塩泉)が岩の隙間から注がれています。
熊の湯8  熊の湯6
湯船横にはホースがあり、沢水が引かれているので湯温を調節する事も
※帰る時はホースを浴槽から出してね
この虫の居ない時季は、こんな山奥でものんびりできますねぇ
いつまでも渓流の音を聞きながら、大自然の中で湯浴みしてたかったけど・・・タイムリミット

帰り際「小熊の湯」と言う噴泉塔を覗いて「温泉玉子忘れてた」なんて話していると
噴泉塔
「熱いからヤケドしないで下さいょ~」と、親切な役場の方が現れたので、色々とお話をしていると、「どうぞ、見学して行ってください」って・・・
こんなラッキーな事、滅多にありませんょね
私たちは、そのお言葉に甘えさせて頂きました


※ここからは通常は立ち入り禁止の区域です。撮影・見学は全て許可をもらっています。

最初に源泉槽のある小屋に案内されました。
源泉3

これが3本の源泉井から源泉が送られ、この釜みたい物の中で混合泉に・・・
源泉2  源泉
お釜の蓋みたい蓋を開けて中を見せてもらうと、湯気湯気湯気3本の井戸のうち、1本が故障中のため、2箇所から源泉が噴き出してました。
この日は、修理に役場の方が来られて居たそうです。
旧熊石町の老人ホーム等の公共施設、4kmほど離れたところにある「あわびの湯」に給湯されているそうです。

こちらも源泉小屋
ポンプ
この小屋は、混合泉になる前の源泉がパイプから溢れ出ているので、入り口から覗くだけ

汲み上げられた源泉が、溢れ出て床がオレンジ色に染まっていました。
ポンプ3  ポンプ2
そして、配湯口からザ~ザ~外へ・・・豪快

櫓の方に案内されると・・・
7h@o.jpg

新しいポンプが設置さてて、3本目の井戸の復帰も間近の様子
ポンプ5  ポンプ4
そして、櫓の小屋で修理作業中の照れ屋さんのご夫婦を紹介され、源泉井のお話を聞くことが出来ました。

備品庫の中も外も配湯パイプでいっぱい
備品庫  備品庫1
この配湯パイプに付着するスケール(堆積物)の多さには、もう驚き
そして、そのスケールの除去費用とパイプの費用を聞いて、更に
老後は湯守でもしながら、ゆっくり生活したいと思っていた私ですが、ゆっくりなんか出来そうにないわ
私は、湯浴み専門で1つでも良い湯が閉鎖ならない様に、運転できる間は通うことにします
難しい専門的な泉質の話も良いかもしれませんが、ここで聞いた話も面白く、ますます温泉に興味が湧いたかも・・・

そして、帰りにスケール(堆積物)をお土産に貰いました。岩シューでないょ
土産
これを真湯に溶かして、顔を洗うとツルツル美人なっちゃうとかって

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平田内温泉露天風呂 「熊の湯」
住所 北海道二海郡八雲町熊石平町 
営業 24時間
休み 冬期間
公式サイトhttp://www.town.yakumo.lg.jp/modules/tmap/index.php?lid=107



(2012/10/10)

臼別温泉「湯とぴあ臼別」

朝風呂を浴びようと・・・宿泊中の「あわび山荘」でなく、で約15分
やって来たのが
看板
国道229号線沿いに、の看板があるので、そこから臼別川に沿って狭いダートな道を3.2km進むと臼別川に流れ込む狭い沢の入り口にログハウス風の湯小屋が見えて来ます。
私
1887年に温泉宿が開業、長らく「ランプの宿」として親しまれきましたが、北海道南西沖地震で施設がダメージを受け、経営者夫婦が高齢と言うこともあり1994年に廃業したそうですが、閉鎖を惜しんで1995年に旧大成町が日帰り施設「湯とぴあ臼別」として再開させたそうです。

広大な緑の山々と川に囲まれた臼別峡谷には、大人(おおびと)伝説と言うのがあり、知らない旅人が湯浴みしていたら、口が耳まで裂けた恐ろしい怪物が現れて、崖から大木や大石を転がり落とし、身の筋を抜かれてしまう恐ろしい伝説があります。
伝説
とりあえず、地元民のふりをしようと思いましたが
私、ホテルの浴衣でした

しかも、あわび山荘の下駄
下駄
これでは、バレバレですね

では、大人(おおびと)に襲われない事を祈って湯浴みさせていただきましょう
掃除 掃除協力金
清掃協力金として1人を投入口へ入れて下さい。と書いてあるので、記帳してから、投入させていただきます

脱衣所は男女別です。
脱衣所1 洗面所
少し薄暗いのですが、きちんと整理整頓されており、洗面台にも完備されています。
温泉分析書もあるのですが、高い位置に掲げられているのと薄暗さで、ハッキリ見ることが出来ませんでした

ナトリウム・カルシウム - 塩化物・硫酸塩泉(低張性中性高温泉)
源泉温度51.8度・涌出量30リットル/min(自然湧出)・PH6.5
微弱黄色透明・カン味及び苦味・無臭とのことです。

さ~約1年ぶりの臼別の湯

大きな露天風呂があるだけ
透明な仕切りの向こう側は、屋根無しの露天風呂になっており、前回来た時は秋の冷たい雨で殆ど屋根のある浴槽での湯浴みだったので・・・今日は

男女の境には大きな岩と仕切りの壁があるのですが・・・見えちゃってます
※コレは連れです。盗撮じゃないょ
慣れてない女性は驚かれるかもしれませんね
見えるわ 湯色
相変わらず、良い色の湯です~
薄緑っぽく白濁した湯ですが、茶色の湯花が見られ、飲泉も可能なので舐めてみると薄い塩味でした。

では、屋根無しの方へ
女湯


女性側の湯口は、これだけなんですょ
もちろん、男湯側にある様な打たせ湯もなかったりして・・・
きっと作る人が男性なので、仕方ないのかなぁ~
湯口1 オケ
洗い場らしい洗い場はなく、カランもシャワーもないのですが、椅子や桶は充実しております

男湯には数名の入浴客が居るようですが、女湯は私ひとり
私1
打たせ湯ぐらいなくても、これなら文句ないですょね

屋根のない露天風呂側も、一応仕切られてはいますが、半混浴のような雰囲気です。

昨年撮影出来なかったので、男性入浴客にお願いすると、みなさん協力してくださり、岩陰に隠れてくれる方や、背中を向けてくれる方と・・・この場を借りて再度お礼したいと思います。“ありがとうございました”

こちらの奥の方には滝があるようですが、何度も男湯側に行くと、男性の方々もゆっくりできないと思い、ちょっと諦めました
臼別1
白い箱みたいのが源泉槽との話です。

何度か湯に浸かったり、ベンチに座ったりと、とてもゆったりとすることが出来て
湯浴み1  山間

崖  崖1
それにしても・・・崖と森が目の前に広がっていて、大人(おおびと)がホントに居そう

そして、臼別の湯触りと同じく、さっぱりした私
私2
温泉街みたいな浴衣姿で寛いでいると、車中泊の方や地元の方が、ちょいと驚かれた様子・・・浮いて居たのは間違いないです
完全に旅人ですね
これじゃ、大人(おおびと)に、身の筋を抜かれちゃいますね
しかし、既に臼別の素晴らしい湯に、身の筋を抜かれてしまってる私なんですが・・・伝説の元はコレかもしれませんね
みなさんも、の湯に1度浸かると“身の筋”抜かれてしまいますょ

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臼別温泉「湯とぴあ臼別」
住所 北海道久遠郡せたな町大成区平浜
 大成総合支所 01398-4-5511
営業時間 7:00~19:00 (日帰りのみ)
営業期間 4月~11月
入浴料金 清掃協力金として100円
公式サイトhttp://www.town.setana.lg.jp/modules/xfsection/article.php?articleid=47


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(2012/10/10)
プロフィール

さえ

Author:さえ
性別 : 女性
現住所 : 北海道

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