「湯とぴあ臼別」で朝湯を堪能、
「あわび山荘」で

お腹いっぱいになった後は、国道229号線の長磯海岸(奇岩ロード)を南下


奇岩ロードと言うだけあり、奇岩が点在していますが、その中でも、一際目を引く
「親子熊岩」が現れます。
『親子熊岩物語』大昔、生物の生存をおびやかす程の大嵐があり、山奥から飢えた親子熊が海岸に現れ、海岸に群れる蟹を小熊に食べさせていたが、蟹を追った小熊が、岩をすべり落ちてしまった。
親熊は夢中で溺れる子熊を助けるため手を伸ばすが、ぬれた岩に足をとられ、無残にも海中へ・・・それを見ていた海の神様は、子を思う親の愛の深さに心をうたれ、溺れる親子熊を救いあげ、愛の姿をそのままに岩に変身させたのだった。

連れに「夢がない」と指摘を受けちゃいましたが、私的には「小熊」は分かるんですが、親熊の大岩がそれこそ
「臼別の大人伝説」に登場する大人(おおびと)に見えちゃうんですょ

口が耳まで裂け、身の丈が高く、恐ろしい形相をした怪物が、大きな黒い目に大口を開けてる様に・・・しかも髪型は角刈り・・・そう見えるのは私だけ?

・・・なんて夢がない事を言ってる間に、今回の湯巡りの第2の目的地に到着

駐車場には、既に1台の

が駐車されてます。
先客が居ても、ココまで来て諦める訳には・・・

荷物を持って歩いていると、八雲町のRV車がゲートを抜けて入ってきたので「乗せて行って~」と声を掛けると「直ぐそこだょ~あっはっは~

」
あはは・・・ホントに直ぐそこでした

駐車場から100mくらい

ガードレールから下を覗き込むと、平田内川の渓流沿いに丸太の脱衣小屋と
オレンジ色の湯だまりが見えます

しかも

先客が居ると思っていたら、誰も居な~~い
階段を渓谷側に下りて行と、男女別の脱衣小屋があるので、

しながら服を脱ぎ
脱衣用の棚もあるので、きちんと脱いだ服は置きましょう

すると、先ほどの八雲町の役場の方が、
脱衣所内の注意書きにもありますが「貴重品や

は必ず、浴槽のところまで持って行ってねぇ~。上から丸見えだから女性はタオル巻いて良いですから~水はホースから出てますから・・・」と、わざわざ教えに来て下さいました

渓谷の大岩を刳り抜いただけの野趣あふれる無料の
混浴露天風呂、温泉成分でオレンジ色になっちゃってて


自分が真っ裸であることも、
道路から丸見えって事も忘れ、飛び込んでしまいたくなっちゃったのでした


すぐ横をゴーゴーと滝の様に流れる平田内川の渓流があり、木々の緑が覆い被さってくる素晴らしいロケーション

ただ、崖のようになっているので、足を滑らして転落しないように注意

かなり怖かった

何度も背筋がゾクゾク


昔、

が居ぬ間に人々が湯浴みしたと言う「熊の湯」
この辺りは、ヒグマの生息地なのは間違いないのでしょうね

湯船は4~5名くらいの広さがありますが、しかし今日はこのロケーションもこの湯も貸し切り

あ~気持ちいい


どっぷり浸かり、辺りの景色、渓流や木々の音を聞いて居ると、気持ちが良いの超越

52℃の熱めのナトリウム - 塩化物泉(旧泉質名:弱食塩泉)が岩の隙間から注がれています。

湯船横にはホースがあり、沢水が引かれているので湯温を調節する事も

※帰る時はホースを浴槽から出してねこの虫の居ない時季は、こんな山奥でものんびりできますねぇ

いつまでも渓流の音を聞きながら、大自然の中で湯浴みしてたかったけど・・・タイムリミット

帰り際「小熊の湯」と言う噴泉塔を覗いて「温泉玉子忘れてた」なんて話していると

「熱いからヤケドしないで下さいょ~」と、親切な役場の方が現れたので、色々とお話をしていると、「どうぞ、見学して行ってください」って・・・
こんな

ラッキーな事、滅多にありませんょね

私たちは、そのお言葉に甘えさせて頂きました
※ここからは通常は立ち入り禁止の区域です。撮影・見学は全て許可をもらっています。最初に源泉槽のある小屋に案内されました。

これが3本の源泉井から源泉が送られ、この釜みたい物の中で混合泉に・・・

お釜の蓋みたい蓋を開けて中を見せてもらうと、湯気

湯気

湯気

3本の井戸のうち、1本が故障中のため、2箇所から源泉が噴き出してました。
この日は、修理に役場の方が来られて居たそうです。
旧熊石町の老人ホーム等の公共施設、4kmほど離れたところにある「あわびの湯」に給湯されているそうです。
こちらも源泉小屋

この小屋は、混合泉になる前の源泉がパイプから溢れ出ているので、入り口から覗くだけ
汲み上げられた源泉が、溢れ出て床がオレンジ色に染まっていました。

そして、配湯口からザ~ザ~外へ・・・豪快

櫓の方に案内されると・・・

新しいポンプが設置さてて、3本目の井戸の復帰も間近の様子


そして、櫓の小屋で修理作業中の照れ屋さんのご夫婦を紹介され、源泉井のお話を聞くことが出来ました。
備品庫の中も外も配湯パイプでいっぱい

この配湯パイプに付着するスケール(堆積物)の多さには、もう驚き

そして、そのスケールの除去費用とパイプの費用

を聞いて、更に


老後は湯守でもしながら、ゆっくり生活したいと思っていた私ですが、ゆっくりなんか出来そうにないわ

私は、湯浴み専門で

1つでも良い湯が閉鎖ならない様に、運転できる間は通うことにします

難しい専門的な泉質の話も良いかもしれませんが、ここで聞いた話も面白く、ますます温泉に興味が湧いたかも・・・

そして、帰りにスケール(堆積物)をお土産に貰いました。岩シューでないょ


これを真湯に溶かして、顔を洗うとツルツル美人なっちゃうとかって
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平田内温泉露天風呂 「熊の湯」住所 北海道二海郡八雲町熊石平町
営業 24時間
休み 冬期間
公式サイト
http://www.town.yakumo.lg.jp/modules/tmap/index.php?lid=107(2012/10/10

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