先週の
「鹿の谷」に続き、今週は「ホロカ温泉旅館」に行って来ました。
今まで、ここまで鄙び感の強い温泉宿に、縁がなかった私たちですが・・・
青空に、白い洋風の建物が、とても映えてますね

昨日の季節はずれの大雪(ここは積雪20cmだったそうです)で、辺りは雪景色
(ちなみに、↑こちら怖い写真でないょ

帯広開発の女性職員が写ってるだけです)
古い看板が、とても新鮮に感じられます。
古いモノが新鮮とは、何か可笑しいですょね
東大雪だけあって、やっぱり鹿が多いですね
ココに来る途中も、道路に鹿がいっぱい出てきて、冷や~っとすることが何度も


私たちの姿を見つけると、沢から集まって来ました。
昨年生まれた子供たちと、その親らしいですょ

手前の大きな子は、母親キャベツちゃんから生まれた6歳になるバンビなんですって
ホロカ温泉旅館の裏山で生まれ、名前を呼ぶと寄って来ます。
生後まもなく、左前足を骨折したらしく、左足が太くなっているので、直ぐにバンビちゃんだと判るそうです。
ここの「ホロカ温泉旅館」ですが
50年程前に改築された洋風の建物で、ピカピカのガラス玄関戸を開けると
話し好きなおじさんが奥から現れました。(↑の話も、このおじさんから聞きました)
入浴料の600円(1名300円)を手渡すと
「昨夜の大雪で湯パイプが外れてて、男湯の湯が水になってしまい、もう2時間も湯を入れてるんだけど、まだ冷たいんだょ~、でも、女湯は温かいから、そっちに入ったら良いょ」
そして「今日は、もう誰も客を入れないから、男湯も女湯も自由に使って良いから」と・・・

ラッキ~平日万歳
奥の浴室へ向かうと、
脱衣室は男女別々です。
脱衣室の古いソファは、湯冷ましするための物なのかな?
流石に、ちょっと躊躇します

こちらは、女湯

泉質は食塩泉、効能は胃腸病に神経痛と書かれてます。

湯口は温泉成分で凄い状態
横にコップがあるって事は「飲め」って事か?
コップ・・・ききき汚いし、ちょっと無理っぽい
連れが、先ほどから絶叫している男湯へのドアを開けると
絶句 こんな浴室は、見たことありません
ある意味、絶景です

この床を見てょ
温泉の成分が長年かけて堆積され、まるで鍾乳洞みたい

手前には打たせ湯の湯船があり、湯船から溢れ出た湯が温泉成分で、この様な床を作ったのでしょうね
1番大きな湯船は鼻を突くような匂いの硫黄泉、効能は神経痛と私に嬉しい皮膚病

お湯は透明と言うより、青く感じられます。
奥の扇型の湯船は、女湯と同じく食塩泉
もちろん、全ての湯船は源泉100%掛け流し
男女共カランもシャワーもなく、湯船に湯が注がれているのみ
ここの床はガタガタなので滑りやすく、全裸で転倒なんて洒落になりません
この床で転んだら、かなり痛いし、流血だょね

打たせ湯に入ったり、温めの硫黄泉に入ったり・・・
身体が冷えてくると、少し熱めの女湯に入り、熱くなったら男湯へ・・・と
そうこうしているうちに、男湯の硫黄泉も温かくなり、足を伸ばしてザブザブ出来ました

いい大人が、風呂で遊んで良いのでしょうか?
秘湯と言われている湯を、ザブザブとふんだんに使い
贅沢な時間を過ごさせて頂きました

なんて幸せなんでしょう
そして、ココのおじさん
帰りは、私たちのが見えなくなるまで、見送ってくれました
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幌加温泉
「ホロカ温泉旅館」住所 北海道河東郡上士幌町幌加番外地

01564-4-2167
(2009/04/29入浴)