栗沢温泉は2011年2月1日で閉館しました。旭川から道央道を南下、岩見沢インターで下り
道道38号線を、夕張市方面へ4~5km行くと、右に
「栗沢温泉」の案内看板が見えてくるので、
そこから左折


1~2分走ると農道の突き当たりに、民家の様な温泉宿があります。

民家っぽいけど、開湯が明治時代と100年の歴史を持つ温泉宿であり
現在は、日帰り入浴(10:00-20:00)のみで、入浴料は600円と少々高めですが、湯が道東のオソウシ温泉の様に良いと噂で、加温している事を考えると仕方ないですょね
良い感じで鄙びてるのですが、地元の常連客で賑わってて、驚いてしまいました
ピカピカに磨かれたガラス戸を開け、中に入ると正面に受付があり、そこには貸し出し用シャンプーとボディーソープが置いてありました。

女将さんが「シャンプーと石鹸、男風呂に行っちゃったから、使う時は大きな声で貸して~と言って、男風呂から貰ってねぇ~。」って
「ど~やって、男湯から貰うの?」と思ったけど、その謎は直ぐに解けました
使い終ったら、受付に返却するって仕組みです
私たちを出迎えてくれる「招き猫ちゃん」も定番位置に鎮座してます。

受付の左側には、常連さんたちが井戸端会議する会議室(休憩所)があり
受付の右の階段を下りると、浴場入り口があり、その前はマッサージチェアやコインロッカーに自販機があります。
コインロッカーの上には、常連さんたちの入浴セット多数(笑)
浴室入り口横には、2枚の温泉分析表と
掲示項目が貼られています。
加温なのに、塩素ナシ・濾過ナシ

ワクワクして、脱衣室に入ると
なんと

既に
6名が入浴中 脱衣カゴが12個も無理でしょ~
噂では、カランが2つ、湯船は4~5名が限度で「狭い」と聞いてましたが・・・
そこに私と常連さんがもう1人・・・合計8名
「8名は狭くないですか?」
「大丈夫ょ

みんなバラバラの動きをするから」とニッコリ笑って
入浴セットとマイ椅子・マイ桶を取り出す常連さん
掃除用具入れかと思ったら、常連さんの椅子や桶、シャンプーがいっぱい
思わず「すごいですねぇ~」と笑っちゃいました
浴室から大勢の話し声が聞こえてきます
ビクビクしながら、ドアを開けると
「こんにちは~~」と一斉に声を掛けられました
「どこから?」
「ここの湯は、頭と根性には効かないけど、他は何でも治るょ」
「ここの湯は、隣の毛陽より良い。美流渡や万字よりも良かった」
「アトピーの子どもは、この湯に入ると朝まで痒がらずに寝られる」と湯自慢
そして、この温泉の歴史や、死んだ爺さんの話等と世間話に花が咲き
「mixiって何だい?」「ブログって何だい?」「日記は日記帳に書く時代じゃないんだ」と
みんなで、ず~っと笑いっぱなし
しかも、私の写真撮影に協力的
撮影したい場所から、さささささ

っと移動してくれ、また大笑い
それで、これが撮影した写真

入り口を入ると、直ぐに「冷泉風呂」があり、カランとシャワーが2つだけ
男湯との間は、ガラスブロックが積み上げられてますが、姿は全く見えません(たぶん)
しかし、冷泉風呂の縁に座ると
覗けちゃうくらいの高さしかないょ
謎だった、シャンプーとボディソープは、ここから手渡されちゃうのですねぇ~
硫黄臭は微かに感じられ、少し白濁したトロトロ感の強い熱めの湯でした。
流石に全員に「湯から上がって下さい」とは言えなかったので、浴槽を半分撮影

男浴槽とひと続きになってて、チョロっと何かが見えました
お尻でも触ろうとしたエロオヤジでも居たのでしょうか?
浴槽の中は
アルミの格子で仕切られ、浴槽の上側は曇りガラスで仕切られてます
泉質:単純硫黄冷鉱泉(アルカリ性低張性冷鉱泉)
湯温:11.4度、
ph9.2
このphなら、ツルツルで美肌の湯って感じですね
冷泉(源泉)がチョロチョロと蛇口から注がれ、少しずつ掛け流され、浴槽奥の壁には、源泉の蛇口がもう1つ

飲用の許可を取ってるらしく、コップが備え付けられてたので、飲んでみたら
ゆで卵臭がする冷たくて、美味しい水でした
「シャンプーのあとに、源泉を掛けるとリンスより良いんだょ」
「化粧水になるんだょ」と
チョロチョロと出る源泉をペットボトルに汲みながら、常連さん達は入浴中
湯は加温と言う事もあり、ザブザブと掛け流されてないですが、清潔感がある湯船で、トロミのある湯は肌にまとわり付き、ツルツルヌルヌル感が強く、ポッカポカに身体が温まりました。
洗い場や湯船の縁は、ツルツルなので気を付けて歩かないと転倒なんてコトも・・・
常連さんと溶け込んだ私なのでしたが、みなさんより少し早く休憩室へ
広い休憩室で、大の字で寝入ってしまってる連れ

てか、何故だか休憩室は男性客ばかり
つまり、女は長湯なんですね
休憩室で横になっていると
女将さんが「旭川から来られてるお客さん居ますか?」
「あッ、私ですけど・・・なにか?」
「浴室のお客さんが呼んでるから、何か差し上げたい物があるって・・・。行ってみて下さい」と・・・
自分用に時間を掛けて汲んでいた、源泉入りペットボトルを貰っちゃいました。
「アトピーに効くから、持って帰んなさい」「化粧水にも使えるから・・・またおいで」と・・・・
ありがたいですょね

ますます、温泉でのお喋りが・・・地元や常連さんとのふれ合いが大好きになっちゃいました
ブログランキングに参加しています。
ワンクリック応援よろしくお願いします。
↓↓↓
栗沢温泉住所 岩見沢市栗沢町宮村339
電話番号 0126・47・3311
日帰り入浴 午前10時~午後8時
入浴料 大人600円、小学生300円、未就学児100円。
定休日 毎月第2木曜
(2009/11/11

)