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温泉ソムリエです。源泉掛け流しの温泉を中心に湯巡りしながら、食べ歩きを気ままにご紹介…。

竹浦温泉「山海荘」

かに料理専門店「かに太郎」で、お腹がいっぱいなり、虎杖浜温泉郷を適当に走っていると
温泉付きのが多くて、ビックリ
取りあえず、走ってれば温泉があるだろ~と、見つけたのがココ
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もしかして、外観はこんなんでも湯が絶品と言う「がらくた民宿の呉竹荘か?」
「看板ないね」
「玄関の工事してるょ」
「看板もないし、外のがらくたもないみたいだね」
「やめようか」って事で・・・・

そして、竹浦温泉通りを
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「温泉だぁ~」「入浴料200円だって(笑)」「安ッ」

住宅街の中にある温泉施設みたいですが、看板がありません
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入り口と駐車場に小さな看板があるだけです

玄関を入ると右に休憩所、正面に浴場が
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受付には、オジサンが座ってて
「いらっしゃいませ~。どちらに?」
「え?」と思い、上を見ると「家族風呂もあったんですねぇ」
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「一般浴場の方に・・・」と言うと「2人で400円です」と、そしてサービス券を2枚渡してくれました(笑)

廊下の突き当たりから女湯、そして男湯になりますが、ドアが開けっ放し
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誰も入浴客が居ないって事だね

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脱衣所はロッカーのみ、脱衣籠も付きロッカーなどもありません
昭和44年分析の手書きの大きな温泉分析書や「長寿の慶び」が貼られてたり
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扇風機が設置されてますが、注意書きが壁に直接
「使用しない場合は 必ず止めてください」「回転用〈弱・中・強・切〉首振用」と赤サインペンで書かれてます
ちなみに「振」って漢字は、見事に間違ってました(笑)

そして・・・入口は1つだったはずなのに、出口は2つと・・・動物園マジックルームみたい
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脱衣所だけでも笑いどころ満載
浴場も笑える?なんてニヤニヤしながら、ドアを開けて
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ぜんぜん笑えな~い
無色透明な湯が、ひたすら浴槽から溢れてるではなすですか~綺麗ですねぇ~

熱い湯の浴槽とぬるめの湯の浴槽の
2つの浴槽と、カランが2つだけとシンプルな浴槽ですが、イイ湯なのが何故か一目で分かっちゃいます。
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綺麗な透明な湯
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「ツルツル・・・スベスベ・・・」の言葉がピッタリ合う湯
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気泡が全身に付着して、とても柔らかくて気持ちが良かったょ
こんなにイイ湯なら、露天風呂なんて要らないね

透明な湯は、浴槽の底まで透けて見えます。
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暫くすると入浴客が2名入ってきたので、それまでこの湯を堪能
イイ湯をいただきましたぁ~って感じです

古い手書きの温泉分析表を何とか読んでみました。※間違っていたらスミマセン
源泉名 空欄
泉 質 単純温泉(弱アルカリ性低張性高温泉)
湯 温 48.3℃(気温5℃) 
湧出量 980リットル/min ボーリング(540m)による自噴 
形 状 無色透明 異臭味なし
Ph 値 8.4
残留物 0.627g
総 計 691.9855mg

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竹浦温泉「山海荘」
住所 北海道白老郡白老町竹浦151
電話 0144-87-2257 
時間 08:00-20:00    不定休



(2011/09/29)
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かに料理専門店「かに太郎」

お昼は、北京飯店で中華をしてから、食後は隠しで湯浴み?
それとも、かに飯?と迷ってましたが、「報徳寺」の住職のお薦めで、「今日のランチはかに飯」と決定

宿泊していた虎杖浜の民宿「500マイル」の並び、国道36号線沿いに、ソレはありますが・・・昭和の遺物

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殆どの人は素通りする違いない
駐車場に車を停め、中の様子を伺うと、人影は見えるが・・・
それと同時にゴミなのかガラクタなのか・・・見える
玄関前は、暖簾もなく、ゴミ・・いや!要るモノ(?)が散乱

隣の「北のランプ亭」は、次々とが出入り、大型バスが3台も停まっているのに
こちらは、私たちだけ・・・。

「どうする?」
「えッ、どうしょう?」
「その前に営業してるのか?」
「人は居るょ。」と・・・躊躇する・・・

店内を覗き込むと、店内の真ん中の厨房から「いらしゃいませぇ~」とお爺ちゃんとお婆ちゃんの声
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「(営業)やってたぁ~」と、ホッとする間もなく「えどこに座れば良いの?」
よく見ると奥の小上がり席が、整理整頓されてます。
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10テーブルはあったと思いますが、整理整頓されてたのは4テーブルだけと・・・(笑)

どの席も窓ぎわですが、私たちは海と廃材がよく見えるテーブル席へ
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お爺さんが水を持ってきたので「かに飯(500円)を2つお願いします」と注文
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かに弁当(400円)も気になるね。違いは何かな?
かに定食(1200円)も気になるねぇ

それにしても、ハエが多いっす
「おじさん、ココは創業何年なんですか?昔からあるょねぇ」
「う~む、考えた事ないから分からなんなぁ~。いつからやってるのか忘れたなぁ」って・・・

間もなくして、運ばれてきたのが、きゅうりのお漬け物と
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年季が入った器ですねぇ~(汗)

しかし、蓋を開けてびっくり!!
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紅生姜に手焼きの錦糸玉子、筍と椎茸も甘辛く煮付けてあり、とっても美味しく
「蟹ほぐし身が少ないんでないの?」なんて言わないで
お爺さんが、丁寧に1つ1つ身をほぐしたと言うほぐし身もタップリ
「かに弁当」で有名な長万部や遠軽の弁当みたく、ボソボソの身とか蟹の甘露煮風でなく
素材をそのまま、の味が他の調味料で抑えられる事もなく、身もフワフワです。
美味しくって2人前くらいは食べられるわ

味噌汁(?)は、いりこ出汁なのかな?
少し出しが薄く、なんとニラ玉すまし汁って感じ
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汚い話ですが食後のゲップが、折角の蟹風味がニラで抑えられて、ちょっと勿体ないかも・・・
※ゲップはしては、いけませんマナー悪いです
でも、注文を受けてから「サクッサクッ」とニラを切る音
なので、ニラ特有の臭いが充満してるって事もありませんでした。

足元には、かに飯の具材がスクスクと育ってました(笑)
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どんこではないのに、肉厚で美味しそうですねぇ~

飯を食べ終えようとしていた頃、予約のお客さんが2名と
営業マン風のお客さんが3名と・・・・しかも常連の様子
やっぱ知る人は知るってかに料理専門店「かに太郎」

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かに料理専門店「かに太郎」
住所  北海道白老郡白老町竹浦116
℡   0144-87-2993
営業時間 11:00~15:00
定休日 無休(用事があるときは休業)



(2011/09/29)

虎杖浜温泉「ホテル王将」

虎杖浜温泉郷を走行していると、
あちらこちらに宿や日帰り温泉の看板を目にします。
オススメは聞いてましたが、探している時間もないので
気になるに、行き当たりバッタリで入浴する事にしました。
連れが「王将が気になる」と言うので、かに料理専門店「かに太郎」の向かい側にある
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アレ?看板が・・・直ってる
色々なブロガーさんの記事では、「ホル■王将」とか「ホ■■王将」と壊れた看板だったのにね

それにしても、年季の入った建物ですょね(笑)
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補修工事でもしてるのかな?玄関前に工具を持った男性がウロウロしてました。
修復箇所も多そうです

玄関を入ると、温泉犬のシーズーが超大歓迎
そして、何故か?「温泉橋」でなく「幸福橋」
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渡ると幸せになるのでしょうけど、先に左横のカウンターに入浴料(大人1名400円)を払いに行っちゃったので・・・渡り忘れちゃった
温泉犬が大歓迎してくれてるのですが、オーナーさんに「うるさいッ」って叱られ、可哀想なので私たちは浴場へ急ぎます

右が男湯、左が女湯の入り口
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女湯側には、可愛い絵や貼り絵がいっぱい貼ってあります。
最初は小さな子供(お孫さん)の作品かな?と思いましたが、それにしちゃ~七福神や招き猫と渋すぎです
誰の作品なのかな?

脱衣所、広いです。
スチール製のロッカーありますが、ナシです。
ドレッサーもあり、ベビーベットも置いてありますが、洗面所はありません
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フェイスタオル等は、予め浴場で固く絞って上がった方が良いです(笑)大きなお世話です。

平成21年分析の温泉分析書温泉分析別表も脱衣所に貼られてました。
源泉名:山下温泉
泉 質:アルカリ性単純温泉
湯 温:47℃(気温11℃)
湧出量:
ph 値:8.91
知 覚:ほとんど無色澄明・無味・無臭
残留物:0.739g/kg
総 計:0.834g/kg

浴場のドアを開けると、すごい湯気で、アッという間にレンズが曇ってしまいました。
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拭いても拭いても・・・
広い浴場、このピンクとブルーのカラーリングを見ているとプールを連想しちゃう私なんですが・・・
浴槽も大きいので、ホントに泳げるかもしれません(笑) ※私、金槌です
薄緑の湯が、浴槽の脇から波を打って掛け流されてますねぇ~

浴場に入って直ぐ左には、ステンレス製の金魚池みたいひょうたん型の浴槽がありましたが
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湯は入って無く、底に細かい穴が無数にあったので、気泡風呂なのかなぁ~

カランはあるけど、シャワーはなく、シャンプーなどもないのでご持参を・・・
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浴槽の右奥に「露天風呂入り口」があるけど、浴槽の中から鉄手摺りがニョキっと出ていて、やっぱりプールみたい

外に出ると・・・野趣溢れる露天とは言えないね
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何故か「休憩所」
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虫取り網が無造作に置かれてて、虫の亡骸も見えたりして・・・
ちょっと休憩するって気持ちになれないかなぁ(笑)
連れも露天に出てきたので、半混浴の壁の切れ間から、男湯側を覗かせて貰うと
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男湯側の方が、緑も多く岩作りで露天風呂らしい感じ
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露天は、ちょっとだけで終わらし、内風呂のツルツルスベスベの湯を楽しんで
温泉犬のシーズーちゃんが、また「うるさい」と叱られる前に、足早に「幸福橋」を渡り
面白い浴場の「ホテル王将」を後にしました

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虎杖浜温泉「ホテル王将」
住所 北海道白老郡白老町竹浦118の72
電話 0144-87-2230 
定休日・入浴時間 不明
虎杖浜竹浦観光連合会http://www.shiraoi.net/kojyouhama/gensen.html


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(2011/09/29)

報徳寺の「慈恩の湯」

3年前、某雑誌で登別温泉には「観音山聖光院」と、こちら新登別温泉の「報徳寺」の2寺院で入浴できると紹介されてる記事を読みました。
それから、3年越の願いが叶いました
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宗旨・宗派は問わない駆け込み寺であり、ペット葬祭なども行っています。

エゾシカが顔を出す様な自然豊かな場所に寺院があり、周辺には窯元や別荘なども多く、同じ登別市とは思えないほど静かです。
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玄関チャイムを鳴らすと、優しそうな住職が顔を出し
「いやいや・・・ようこそ!さ~お上がり下さい。
湯が熱いかもしれないから調整して下さい。
難しいんですょ。ゆっくり注げばぬるくなるし、大目に出すと熱くてねぇ~。
狭い浴場ですが、ゆっくりしていってください。」と住職
予約の時間に合わせて、浴槽に湯を張ってくれるんですね。
不謹慎にも心の中でイェ~ィと小さくやってしまいました

その前に「ちょっと挨拶だけでもして行ってください。」と案内されたのが、大仏間と言うのでしょうか?
詳しい事は判りませんが、仏様かお釈迦様のお部屋で、お線香を上げ「お湯お借りします」と手を合わせます
そして、お布施箱とでも言うのでしょうか?その箱にお布施を入れさせて頂きます。

私も連れも無口、なんだか緊張しますね。
案内されたのは「慈恩の湯」
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「慈恩」と聞くと松濤館流空手の一対多数を想定した躍動感のある型「慈恩」を思い浮かべてしまう私なんですが・・・
いつくしみぶかい恩。厚い情け。の意味だそうです。
その「いつくしみぶかい恩」ってのが・・・ちょっと難しいですね

窓ぎわに2対の可愛らしいお地蔵様が並べられており、それを見ると「お寺だったんだわ」と思えるくらいで、洗濯機が置いてある様な、一般家庭の脱衣所と同じです。
大きな違いは、硫黄の良い香りが漂ってます。
住職の話では、浴槽に入れ立ての湯のようですしドアを開けるのが楽しみです

2人分ほどの小さな浴槽から、灰濁りの湯が溢れてますょ
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真ん中には源泉槽があり、お地蔵様が一対。斜めっていたので直しておきました
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この源泉槽底の脇から、高温の湯が湧いており、ちょっと熱くて狭くなってる方へは行けませんでした

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窓際のお地蔵様です。
湯が酸性らしいので、黒く腐食していくのでしょうか?

蛇口も・・・。コレを見て慌ててを外した私です今更なんですがね
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蛇口は水のみでシャワーはありません。鏡が蛇口と反対側の壁にあっただけですが、湯を楽しむには十分でした
見る見る灰色の細かい大量の湯花が、浴槽の縁に堆積され、熱い湯はサラサラとなめらかな湯です

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2人で浴槽に入ると、一気に湯が溢れ出し
連れが「あぁぁ~勿体ない。」って・・・(笑)
「だって、かけ流しだょ」と言うと、「感謝しながらだょ」と、確かに無限に湯が湧くとは限らないですょね

温泉分析書はありませんが
泉質は、新登別温泉郷の「旅館四季」などと同じ源泉を使用しているそうです。
泉質:単純硫黄泉(硫化水素型)(弱酸性低張性高温泉)
源泉温度: 80.5℃
湯量:1500リットル/min
pH値:4.9

数十年前、登別温泉郷が鄙びかけた頃、「新しい温泉郷を作ろう」と計画されたのが、ここ「新登別温泉」
当時は、数多くの温泉宿があったそうですが、住職が25年前にお寺を開いた頃には、現在の様に閑散となっていたそうです。
ほとんどが別荘で、通年住まわれてる世帯は10軒ほど・・・
「冬は雪が多く、夏は雨が多いから、生活するには厳しい」と話されてました。
そして「たまたま温泉付きの土地だったので、一般の方にも解放している」とのことです。
すると腕時計を見た住職が
「おぉ~。もう、お昼か~。虎杖浜に行ったら、六角形のボロボロの建物があるから、あそこでカニ飯を食べたら良い。じいさんがコツコツと身をほぐして、どこのカニ飯より美味しく、昔から値段も変わらず安いから」と勧められ「かに太郎」へ行くことに・・・
実は、じぇべうささんにもオススメされていた「かに太郎」です

「お寺」と聞くと「ギクッ」とされる方も多いと思いますが、お話好きな住職です。
素直な気持ちで、仏様に手を合わせ、身を清めるつもりで、入浴してみては?

本当に新鮮で良い湯をありがとうございました。合掌。

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報徳寺「慈恩の湯」
場所 北海道登別市上登別町42
電話 0143-84-3026
料金 基本無料ですが、お布施は必要だと思います。 
入浴 前日まで要予約、他は問合せ下さい。


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(2011/09/29)

登別地獄谷と大湯沼

15年ぶりに登別に行ってきました。
当時は小学生の息子と修学前の娘を連れ、ニクスなどのテーマパークを観光してきたのですが・・・
チョロチョロする子供達に気をとられ、観光したって気分でなかった気がします(笑)

道央道登別東インターチェンジの出口のところに、鬼の像があったかも記憶がない
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この歓迎鬼像は高さ18m,重さ18t、登別温泉の方向を指さし立っています。

ここから約3.5km行くと安政5年に開湯したといわれる登別温泉郷がありますが、ココは通過しちゃいます。
800px-Noboribetsu_hot_spring_resort01_convert_20111006004329.jpg (Wikipediaより転載)

私たちが行きたかったのは、登別温泉街より徒歩数分の
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地獄谷は直径450メートルの爆裂火口跡で無数の噴気口からは、熱湯や蒸気が噴き出ています。
熱湯は最高98℃と高温で、1日1万トンの豊富な湯量は、登別温泉郷の最も大きな泉源となっています。
また場所によって色々な泉質の温泉が湧き出ており、全部で11種類にもおよぶそうです。

私が純真無垢な4歳の時以来の地獄谷
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あれ?昼ドラ「はるちゃん」では中まで入ってたような・・・あれは鉄泉池だったのかな?
私たちも遊歩道を歩いて行きたかったのですが、面倒で止めちゃいました

そして、ココより1kmほど山を上って行くと
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「大湯沼」は日和山が噴火した跡にできたもので周囲1km、世界的にも珍しい大規模な湯の沼です。
濁り湯の水面温度は40~50℃、深いところでは130度と高温になっています。
ニセコの大湯沼より大きいですねぇ

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標高は377mの日和山は、現在も裂け目からモクモクと湯気を上げている活火山です。

「奥の湯」は日和山の爆裂火口跡の一部で、灰黒色の硫化水素泉がブクブクという泡とともに湧き出す様子が見られます。って言いたいですが、湯気で見えないね
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ココより500m離れたところに、沼から溢れ出した温泉で天然足湯を楽しむことができる「大湯沼川天然足湯」が
あるので、実は足湯が1番の目的だったのに・・・
温泉入浴を予約していたので、時間が足りなくなり泣く泣く諦めたのでしたガックリ

帰りは登別温泉街を抜け、間欠泉などもありましたが・・・寄ることもできず
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赤鬼と青鬼なんか撮影しただけです(笑)
「登別地獄まつり」の主役である赤鬼立像3.5m、青鬼座像2.2mの像に守られている小さな社(鬼祠)の中に江戸時代から伝わるという「念仏鬼像」が安置されているそうです。
「念仏鬼像」って何でしょう?
調べる元気もありません

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登別地獄谷
住所: 登別市登別温泉町無番地
料金: 無料
登別観光協会http://www.noboribetsu-spa.jp/?lang=ja



(2011/09/28)

フンベ海浜温泉「フンベの湯」


※こちらの温泉は侵食のため既に消失してます。



温泉好きな方なら、1度は耳にした事がある「フンベ海浜温泉」
ネットでも多くの記事を目にする事が出来ます。
中には、詳細に道案内されてる記事もあり、Googleなどでも紹介されているので、迷うことなく辿り着けました

調べてみると「フンベ」とは、アイヌ語で「鯨」と言う意味で、このフンベ山の中腹に、
地元の有志さん達により運営されている無料の浴場があり
「ありがたく利用させて頂く」という「感謝」の気持ちで利用したい温泉です。
朝方は、地元の漁師さんたちで賑わって居ると聞いてたので「地元の方が3名以上入浴していたら遠慮して、景色だけ見て戻ろう」と言う事で向かいました。

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立入禁止区域にある施設です。利用はあくまでも自己責任となります。
は、こちらの前に駐車可能ですが、それは地元の方に・・・
私たちは、徒歩5~6分離れた所に釣客で賑わって居る駐車場があったので、そちらへ

昨夜、探索に来た時と違い
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緑が生い茂る細い道を歩いて行くとパッと広がる景色。青い空が広がり、爽やかな風が吹いてます

目前に広がる大海原 宿の女将さんが「景色だけでも・・・」と言っていたのが納得ですね
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青いナミトタンの湯小屋
これが・・・・大勢のブロガーさんの記事で目にしていたモノと同じです
以前は、赤いトタンが使われていた様ですが、浸食のために移設した時に塗り替えられたのでしょうか?

昨夜、手湯と足湯をしていたので、私的にはこの景色が見られただけでも十分に満足でしたが
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ただ本当に危ないですここに来るまでの道、湯小屋の周りバラ線が張り巡らされてます。
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眼下は断崖絶壁で、かなり波も荒々しく近寄るのも私は恐怖でした。
以前は、での乗り入れが可能だったそうですが、ごと落ちた方が居たとか居ないとか・・・
そして、この看板には浸食でポッカリ穴が・・・いつ崩れてもおかしくない状態なんですね
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市からの許可が下りないのが納得できますが、
それでも、有志の方々や根強いファンが大勢居るのは、その危険度を顧みないほどの良い湯なんでしょう

湯小屋を覗くと・・・「ラッキ~~」と小声で叫んじゃいました
いつもの私なら、撮影に忙しいのに・・・今朝の私は一目散に服を脱ぎ・・・浴場へ
マナーなのは当たり前ですが、昨夜こちらの注意書きも見ていたので、もちろんタオル巻きせずに真っぱ

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笹濁りの湯面が静かで綺麗です

掛け湯や洗身には、浴槽の脇にあるコチラの湯を使います。
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柔らかい湯に身体を沈めると、アッという間に全身が細かい泡に包み込まれました
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全身をツルツルと撫でても撫でても、泡に包まれるんです(私、足指長過ぎじゃないか怖いな笑)
窓から見える青い空と海。開放感と・・・のサウンドを聞きながら・・・最高の湯で最高の湯浴み
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連れと「いい湯だね」「気持ちイイね」と何十回言ったでしょうか?
他に言葉が見つからない程でした。
次への移動もあっので、心置きなく・・・ってほどの湯浴みはできませんでしたが、素晴らしい湯に満足し
脱衣所で服を着ていると、地元の男性が1人。
遠慮されてる様で、私が服を着るの待っておられてたので、急いで服を着ました。

挨拶をすると
「もう、いいのかい?」
「もう十分過ぎるくらい入浴しました。ありがとうございます」
「これから、掃除するんだょ」と・・・
なんと、嬉しいことに管理されているSさんにお会いする事ができました
毎朝、9時に掃除とカンパ協力金の精算に来られるそうです。
怖い人なのかな~と勝手に想像してましたが、とても明るい方で、一緒にカンパ金を数えたり、最近老眼が進んだと隠してある老眼鏡を見せてくれたりと・・・
「フンベの湯」の色々なお話を聞かせていただきました。
脱衣所の100均の時計が盗まれてしまった事、時計には「フンベ」と書いてあったそうです。
「数日、閉鎖してたから、その時に来た人が記念に持ち帰ったんだなぁ~そう思いたいわ」と笑っておられましたが・・・そんな話を聞くと悲しくなりますね
カンパ協力金の貯金箱も「どんどん頑丈になるんだ」と・・・
脱衣所と浴場に油絵があり、これは有志の方が書かれもの・・・その絵も無くなるそうです
そして、針金で留めてあったドアも、ネジごと針金が抜き取られてました
「越川温泉」もそうですが、どうして心ない事をする人が多いのでしょうね

景色だけでも見られたら・・・と出向いたフンベ海浜温泉「フンベの湯」
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「1度、この湯に入るとまた行きたくなる。」と聞きましたが、本当にその通り

絶えず笑顔のSさん、「ありがとうございました。」


フンベ海浜温泉「フンベの湯」
Sさんとのお約束なので所在地(住所等)は控えさせて頂きます
24時間・無休・無料・混浴
泉質は食塩石膏泉だそうです。

ちなみに連れと行く100湯目記念が、ここ「フンベの湯」でした

(2011/09/29)

「民宿500マイル」の朝

今月、道内で4番目に「源泉かけ流し宣言」をした虎杖浜温泉郷の「民宿500マイル」に宿泊しました。
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昨夜の食事も美味しく、烏賊釣り漁船の漁り火が部屋から見る事ができ
波の音と潮風を感じながら、海辺の露天風呂は長距離運転の疲れを癒してくれました。
昨夜の記事 http://kurumi2002217.blog77.fc2.com/blog-entry-375.html

明朝は、露天から朝日を見る予定
やっぱり、早起きの連れが起こしてくれます
露天のドアには、ほのぼのとした面白い貼り紙がしてあります。
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昨夜は、海が見えなかったけど・・・

目の前が海
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こんなに近かったなんて、昨夜は気付かなかったわ

東の空が色づいて
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こんな景色を見ながらツルツルの湯に浸かってられるなんて・・・幸せ

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どんどん新鮮な湯が注がれ、惜しげもなく掛け流されて・・・
ツルツルスベスベの癖のない湯は泡付きもよく、いつまでも浸かってられそう

気付くと、もうはあんなに高く
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「帰りたくないなぁ~ココにず~っと居たい」 毎週アチコチに連れて来てくれるこの人に心から感謝 
「昨夜は八つ当たりしちゃってゴメンナサイ」と思いつつ、何も言えずに・・・中年おばさんは素直じゃない
ちなみに「ネコが入ります」ちゃん達、入ってきませんでしたちょっと期待してたんですが・・・

そして、こちらがもう1つの方の内風呂
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作りが逆で、窓側が洗い場になってて、カランとシャワーが2つあり、洗い場が少し広いみたい
もちろん、源泉100%の湯が掛け流されておりますょ
廊下には平成20年6月に分析された温泉分析書別表が掲げられてました。
源泉名 白透湯温泉
泉 質 含硫黄-ナトリウム・塩化物泉(弱アルカリ性低張性高温泉)(旧泉名:含食塩-硫黄泉)
湯 温 46.6℃(気温15℃)
湧出量 300リットル/min(動力)
ph 値 8.4
残留物 1.023g/kg
総 計 1.113g/kg

民宿の裏へ、海に散歩に行ってみました。
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波間を歩いているとで見た3月11日の大震災の事を語らずに居られないですね
「この綺麗な海が・・・あんなに黒くなるんだね」「それでも海辺に家を建てないとならない」「この辺りの人達も怖かったろうね」と・・・

「500マイル」の露天風呂が見えてきました。
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露天から見えても、こちらから露天の中は全く見えないんです

戻って来ると「ミャ~」と可愛い声で、すり寄ってくる「500マイル」のちゃん
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他にも2匹のが居て、近寄っても逃げる事もなく、どの子もとても懐いてました

朝食の
お部屋に戻ると、手際よく女将さんが朝食を並べてくれます。
朝食もお部屋食なんてポイント高いょね
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白飯・カニの味噌汁・たらこ・塩辛・しそ巻き・サンマ・昆布煮・ささぎのごま和え、椎茸のバター焼き

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蟹の良い出汁が出てます。椎茸は甘くて美味しかった 
「昨夜のフンベはどうでした?入れたの?景色見れなかったでしょ」
「行けたんだけど、真っ暗で・・・
「あそこからの景色がとっても綺麗だから、に入らなくても、景色だけでも見てらっしゃい。灯台があって・・・今朝は天気も良いので凄く綺麗だと思うょ。ただ危ないから、行くなら気を付けて行って下さい」
「入浴はあきらめて、景色だけでも見に行ってみようか?」
「漁師さんたちが居たら、私写して待ってるから・・・貴方だけでも入浴してょ」

食後、お部屋で少しのんびりして・・・
廊下には、自由に飲める珈琲も準備されてます。
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とてもアットホームで温かい宿、宿泊されたお客さんたちからのお手紙もいっぱい
また夜は格別で、お部屋からの景色はもちろんですが、の音をあんな間近で聞きながら寝られるなんて
子供の頃のキャンプ以来、シュラフでなくお布団で寝られて熟睡できました
そんな料理も美味しく、海辺の露天が疲れを癒してくれた「500マイル」を、私たちは後に・・・フンベへ向かいました

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『民宿マイル500』 
【住所】北海道白老郡白老町字虎杖浜2-4
【電話番号】0144-87-2682(ご予約・お問い合わせはAM8:00~PM9:00)
【宿泊料金】8,900円(平日・朝夕食あり)
公式サイトhttp://ameblo.jp/500mile-net/



(2011/09/29)
プロフィール

さえ

Author:さえ
性別 : 女性
現住所 : 北海道

湯桶とイスを元の場所に片付けましょう
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