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○年以上も前、母が生きてたころ、毎週のように

を訪れていたので
「そんなに良いお風呂なの?どんな温泉なの?」と尋ねると・・・返って来た言葉に10代の私は絶句

「

ナタか

カマで草を刈りながら行くんだょ。凄く良い温泉だから一緒に行こう」って

その頃の私って、お湯は透明が当たり前、屋根と壁もあって当たり前、混浴なんて有り得ない
ジャグジーやサウナも当たり前、シャワーは絶対に必要なんて思って居たので、「何それ?バカみたいじゃん!絶対に行かない」と・・・


間もなくして、上富良野町に住むことになった私・・・そこは素通りするだけだったのに、遺伝なのかな?
今、あの頃の母親の年齢になり、温泉大好きになっちゃって・・・

に立って居たのでした

「北の国から」で宮沢りえが入浴したことから、全国的に有名になってしまったので、いつ行っても駐車場は沢山の

しかし、とうとう

駐車場の

が
0状態に遭遇


ただ・・・ココは十勝岳の西北側中腹1000mという高所

外の
気温はマイナス12℃


が
0って言うコトは、雪に埋もれて露天

までの道なんかある訳ない。
2人とも長靴

なんて持って来てない。
でも、こんな
チャンス!滅多にないょね
連れは躊躇

しているようだけど、どんどん行っちゃえ


膝までの雪をグサグサと進み

てか、マイナス12℃なのに全く寒くない


に来る直前に寄った
「フロンティアフラヌイ温泉」の炭酸の湯効果なのでしょう

谷に滑り落ちない様に

・・・
橋が見えて来たょ~もう少し

観光地化されているけど、山道で超危険

除雪もしてないし、夜は外灯もないょ
橋を渡ると
温泉分析表と案内看板があり、あちこちから湯煙が

モクモクと立ち上ってます

酸性-カルシウム・ナトリウム-硫酸塩・酸化物泉(酸性低張性高温泉)(旧泉質名:含石膏-酸性泉)
泉 温 源泉57.8℃
知覚的 無色澄明・無味・無臭
ph 値 2.6
残留物 1.475g/kg
総 計 1.526g/kg
誰も居ない「吹上露天の湯」

ラッキ~

崖の上に小さめの湯船が1つ、下に大きい湯船があります。

この温泉は明治30年に発見され、昭和初期まで温泉宿があり登山客に人気があったそうです。
温泉廃業後も湯船はそのまま残され、登山客が入浴していたそうですが、次第に忘れ去られていったのだそうです。
私が上富良野町に住んでいた頃、昭和63年に十勝岳の火山活動が活発化したことにより湯温が上昇し、またドラマ「北の国から」で宮沢りえが入浴したことから、有名になった温泉です。
確か、どっちかの湯船が熱かったはず・・・

下の湯船に行きたかったけど、凄い雪で
服が脱げそうな場所が全く見あたらない

しかも、階段に雪が山盛り積もってて、絶対に滑って転げ落ちそう

てか、雪がなくても隠すものは何も無いので、脱衣するには私たち女性はかなり辛いかも
![]()
で、上の方の湯船は、湯船の周りの雪も溶けてて脱衣スペースを確保出来そう~


階段の雪も溶けてるし・・・こっちの湯船から入浴してみよう

ってコトに・・・。
橋から丸見えのコッチの湯船の縁で「誰も来ませんように」と願いながら服を脱ぎ・・・
実際、雪まみれで「ど~にでもなれ!!」って感覚だったけど

連れが先に湯船に
ドボ~~~ン![]()



「あっぢぢぢぢぢ・・・

あっちぃ~。ココ無理だ

大事なところヤケドする

」と大騒ぎして、さっさと下の湯船に行っちゃった
![]()

で、私は・・・足を入れると・・・とてつもなく
あっぢぃ~~
縁は雪でツルツル滑るし

真っ裸で、雪の階段を

ウロウロ・・・

湯船の縁の岩場から大股開きで

転びながら、滑り落ちる様に下の湯船に必死に向かってると
「こっちは気持ち良いょ~早くおいで~。

見えてるょ~」と暢気な連れ



連れの入浴シーン

まみれになり、何とか下の湯船に到着


「あったか~い

」身体がほんわり

ポカポカ


マイナスの外気に頬を冷んやり撫でられ

身体は


の湯に包まれ

幸せ

雪の吹上の湯に来てたのか知らないけど、母が毎週

に通ってた気持ちが、この年齢になって初めて分かったわ

1度くらい一緒に湯浴みしてあげれば良かったなぁ~なんて

外気温と湯温の差が約60℃

すご~い湯煙

お湯は無色透明で、岩の割れ目やパイプから注がれているのですが、これがメチャ熱い湯なのですが

フェンスがしてあったり、岩肌に源泉を注ぎ、適温になる様に工夫されてました

ずっと湯浴みしてたいですねぇ~また、あの遭難しそうな道を戻るのかぁ・・・寒いし

嫌だなぁ

と、ちょっと思ったりしながら

大自然に感謝しながら、雪見露天

を堪能


そして、崖の上の湯船脇に確保した脱衣スペースまで、滑ったり転んだりしながら行き、大騒ぎしながら狭いスペースで服を着て、あの山道を戻って行きました

しかし

いつまでも身体が


ここでも温泉効果に改めて感動する私達なのでした


雪のない季節の「吹上露天の湯」も良いのでしょうが、厳寒の真冬に雪見露天も最高ですね

そして、とっても楽しかったので、また訪問したいです

帰り際、毎週ココに来ていると言う常連さんにお会いして、色々とお喋りしたところ
「誰も居ないなんて滅多にないょ。あんた達あの露天を独占できるなんて幸せなコトだょ」って・・・
そ~言って、嬉しそうに山の中に消えて行きました。
※かみふらの十勝岳観光協会の公式サイトには「脱衣場はないので女性は水着着用かタオルを巻いて入浴することをおすすめする。」と書かれてました。
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吹上温泉
「吹上露天の湯」住所 〒071-0579 北海道空知郡上富良野町吹上温泉

0167-45-6983 上富良野町産業振興課
日帰り入浴料金 無料
日帰り入浴時間 24時間
かみふらの十勝岳観光協会公式サイト
http://www.kamifurano.jp/guide/spa.html(2011/12/13

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