ここの温泉も3度目で、やっと場所がわかりました。
・・・と言うか、改装中で入れないとか、前もって

が必要だとか、あまり良い顔されないとか・・・

だらけです

それでも、当たって砕けろで、行ってみることにしました

完全に住宅街の中です

しかも・・・「高澤」のみ


虎杖浜はマニアックな温泉が多いけど・・・ここ「高澤」は強烈かも

玄関前にも
小さな看板があるだけ・・・


「ホントに

で温泉に入られるの?」と

の中から、ネコたちがゴロゴロしている玄関先を覗き込んでると


Good timingで女性が出てきました

「温泉に入れて貰えますか?」と尋ねると「ちょっと待ってて下さいね」と・・・

すると「ウチの湯に、わざわざ入らなくても・・・なんでウチが良いの?」と言いながら、笑顔のご主人が現れ、駐車場を教えてくれました

連れと「怖そうな人かと思ったけど、違うみたいだね」とヒソヒソ・・・

駐車場の横に・・・こんな注意書きが


ど~う読んでも「クン」になっちゃうし

外でご主人が待ってて下さり、中へ案内してくれる時、玄関脇に

をやると
「高澤海事事務所・温泉民宿高澤・アトリエ高澤」と書かれた看板が掲げられてました。
なんだか、ホントに謎だらけの民宿ですね

でも、楽しそう

「散らかってるけど、ど~ぞ!改装してるんだょ」と・・・確かに改装途中のようです。
奥さんが「ず~っと改装中なのょ」と

って居られ、するとご主人が「死ぬまで改装中なんだょ

わははは・・・」と、浴場に案内してくれました。
浴場は、長い廊下の先に・・・「男フロ」と張り紙がペラッ

ちなみに
女フロの方も

「暑いから男湯しか湯が入ってないけど良いか?」と・・・親切ですね

脱衣所の方でも「暗かったら電気点けてね」とパチッ

「暑いから扇風機を回しても良いょ」とポチッ

他にも色々と・・・カゴはコレだから・・・アレはアレだから・・・ソレはソレしたら良いょ~と、すっごく親切で恐縮しちゃいました

脱衣所には、
温泉分析書と別表もきちんとありました。
源泉名 虎杖浜28号泉
泉 質 ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉(アルカリ性低張性高温泉)
泉 温 47.8℃(気温4℃)
知覚的試験 微弱黄色澄明・無味・無臭
ph 値 8.5
蒸発残留物 0.961g/kg
成分総計 1.049g/kg
試験年月 平成21年3月
さてさて、やっと高澤の湯に浸かれるわ

ドアを開けて

きゃ~~~素敵すぎる~ぅ


これは、想像以上の浴場です。
右側がバルブで湯量調整された
高温の浴槽、左側が右の浴槽の上下の穴と縁から、ゆっくり湯が流れこむ微温め浴槽

薄黄色の湯が、浴槽の
縁全体から均等に溢れ出て・・・


黒御影石がピカピカ

湯が溢れる度に、更にピッカピカ

浴槽の縁から均等に湯が溢れるように何度も、測量

と調整をしたそうで・・・
だから、湯が均一に流れるんですねぇ

素晴らしい

この床は「洗面器を枕にして床でゴロリと寝られるように

」・・・と、イメージして作られたそうです。
確かに目地の細かいタイルや、石造りだとゴロリと横になると背中が痛いょね

しかし、先代(ご主人のお父さん)の時からのお客さんが高齢な方が多いので、この床では滑るのではないか?と心配もされてました。
特に滑る事はありませんでしたが、高齢者はちょっとした事で転倒もあり得るので、浴場では十分に注意して入浴して欲しいですね
窓が南側に面しているので、1日中明るい日差しが差し込みます

でも道路にも面してます

ので、不安な人は窓際に余り近づかない方が良いかも

薄い黄色、緑に近い色の湯が、お肌をツルツルにしてくれます


軟らかな湯に包まれると、ず~っと湯浴みしてられそぅ

こちらが女湯の浴場


壁のパイプは、娘さんが「打たせ湯を作って」とご主人にお願いされたそうで、湯が入ってる時は打たせ湯になるんでしょうね

休憩所は小上がりになってて・・・

ここで1時間以上もお喋りが

ご主人が「お~い。コーヒーを出してくれ~」って、するとコーヒーの良い香りがしてきました

暫くすると、奥さんが

と

を持って現れ「猫おやじの話を聞いてやって下さい」と笑顔

そうなんです

ご主人、愛ネコ

が可愛くて可愛くて

仕方ない様子

裏の空き地で、親に見捨てられた子ネコを助け、数時間おきにスポイトで

ミルクを飲ませ、手塩に掛けて育てたそうです。
可愛い

の写真を1枚1枚説明してくれます。
近々、その愛ネコの画を描くそうで、その頃に再湯決定かしら

ちなみに玄関先のネコちゃんたちは、野良ちゃんらしいですが・・・ネコ用に座布団が敷いてありました

以前は、苫小牧に住まわれていたそうですが、それで入浴は前もって

してから・・・とか、突然行っても入浴できないとか言われていたんですね
現在は、こちらに住まわれているそうです

そして、いつも改装をしていると言われてますが、その通り

・・・
手作りの客室を見せてくれました。
浴場も、この小上がりも、各部屋・・・そして出窓もご主人が作り上げたそうです

きっと、ご主人の中で次々とアイディアが浮かび、これからも理想の「温泉民宿高澤」を作り続けるんでしょうね
“完成”なんてあるのかな?

「次に訪問する時は、何かお土産持って行こう」と・・・高澤を後にしました

このあと、お食事へ
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温泉民宿
高澤北海道白老郡白老町字虎杖浜45番地146

0144-87-2507
入浴料 大人500円
公式サイト
http://www1.ocn.ne.jp/~takazawa/(2012/08/02

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