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温泉ソムリエです。源泉掛け流しの温泉を中心に湯巡りしながら、食べ歩きを気ままにご紹介…。

八雲温泉「おぼこ荘」

見市温泉から、410mの標高と低いながらも落石の多い雲石峠を超え、雄鉾(おぼこ)岳の麓に、自然豊かな温泉地
「八雲温泉」があり、国道沿いには大きな案内看板もあるので「おぼこ荘」に全く迷うことなく行く事ができます

松前藩時代に温泉が噴き出したのが始まりと言われ

遊楽部(ユーラップ)川の支流である鉛川の上流にある温泉なので、昔は鉛川温泉と呼ばれ鉱山の温泉だったらしいです。

日帰り入浴客は、「おぼこレクレーションセンター」から入るそうなんですが・・・・
何も知らない私たちは、堂々と本館の正面玄関から入ってしまいました
ですが、とても快く「いらっしゃいませ~」と言っていただけました

しかし、ちゃんと宿泊客用と日帰り入浴客用と下足棚も分けられ、日帰り専用の券売機もあります。
玄関ロビー  券売機
を2枚(大人1名450円)購入して受付の方に渡し、大浴場へ向かうのですが、何だかフカフカの赤い絨毯が、今までに無い不思議な感触
ちょっと今までギシギシ床が多かったかな?

貴重品ロッカー  休憩室
浴場前には、貴重品ロッカーもあるので安心
ロッカーの横には、急な心臓発作にも対応AEDもありました

あらら・・・想像以上に狭い脱衣所だわ

しかも、パウダースペースと言うか、ふつ~の洗面所
これだけの施設なら、もう少し広くて~なんて想像してました
そして、女湯にはお決まりのベビーベッドもあるのですが、男湯の脱衣所にはないのかな?

ぐるりと見渡すと、隅っこの方に温泉分析書が掲げられてます。
しかし「温泉の利用状況について」と浴槽の面積や、は週に何度行っているとか「衛生管理状況について」と詳細も貼られてます。

源泉名 町営温泉 おぼこ3号井・5号井混合
泉 質 ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉(低張性中性高温泉)
泉 温 45.5℃(気温-5.4℃)  
湧出量 600リットル/min
知覚的所見 微淡黄色 澄明 弱炭酸味 ほとんど無臭
ph 値 6.4
蒸発残留物 2.524g/kg
成分総計 3.831g/kg
試験年月 平成17年3月

巨石・銘石を配した野趣溢れる造りと有名な浴場へ

噂通りの浴場ですねぇ
赤茶色のお湯が溢れ、浴槽の縁には茶色の石灰華が付着して張り出しています
宿泊した「あわび山荘」にも、似てる感じ~かも・・・。

岩の間からお湯が掛け流しで注がれ、湯触りはキュッキュッとしてます
湯口  露天5
浴槽に浸かっていると、露天風呂への入り口が・・・もちろん行っちゃいますょ


長い渡り廊下みたい階段を下りて行くと・・・
階段の途中から男湯の露天風呂がチラ見できちゃいました広くて良いなぁ~

何でも内湯と露天には、巨石・銘石を合計で280tも使っているとか・・・
露天1

男湯の半分くらいの広さですが、露天風呂から鉛川がよく見え、とっても開放感にも溢れています
露天3  露天4
目を閉じると川と風の音気持ちが良いね

「男湯から湯煙と吊り橋が見えたから行ってみよう」と・・・帰りに寄ってみると・・・
吊り橋  川縁1
鉛川縁周辺のアチコチから温泉が溢れ出て、石灰華が山盛りになってました

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八雲温泉「おぼこ荘」
住所 北海道二海郡八雲町鉛川622
 0137-63-3123
営業時間 11:00~21:00
定休日  不定休
公式サイトhttp://www.h-ffs.com/oboko/index.shtml



(2012/10/10)
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米軍バーガーの「デノーズ」

北の宿「宗谷パレス」になったので、稚内市内を少しだけブラついてみることに・・・

先ずは2001年に北海道遺産に指定された『稚内港北防波堤ドーム』

稚内-樺太大泊間の旧稚泊航路整備の一環として、冬季の北西越波防止のために建設された半アーチ式ドーム。海上からの高さ14m、長さ427m、柱間6mの円柱70本を並べたゴシック建築を模した重厚なデザインは世界でも類を見ない独特の景観と構造を持ち、港湾土木史に残る傑作であるとともに、旧樺太航路時代の記憶を残す歴史的建造物です。

それから、新しくなった稚内駅に行ってみると、徒歩で日本一周していると言う方のリュック
リュックだけで、本人はどこに行ったのか?

日本最北端の線路がある稚内駅には、今年できたばかりの道の駅も併設されているので
最北端の線路  出汁之介
スタンプを捺して、稚内の観光イメージキャラ「出汁之介」を 
あざらしと昆布が合体した
ちょいキモの出汁之介のブログはhttp://ameblo.jp/dashinosuke/ 

スタンプもgetしたので、遅いランチにしましょう。
駅から約150m、駅の駐車場(無料)にを入れているので、徒歩で向かいます。
駅前の小路に・・・お土産屋さんが数件あり、その中に創業45年のイタアンのお店「デノーズ」
デノーズ
稚内に来たのは、のお店の・・・コレコレが食べたくて遠路遙々やって来ました

店内に入ると、カウンターとテーブルがあり、カウンターには常連さん達がゆっくりしています。
店内1  店内
イタリアン
昔ながらの喫茶店みたいですねぇ

メニューは、ピザやパスタが多く、やっぱりイタリア~ン
メニュー3 メニュー2

でも・・・私たちは・・・違うものをオーダー
待つこと15分
キターーーーーーーー「ノシャップ米軍バーガー」(600円)

デカ~~~~ッ こりゃ、気合いを入れて食べるしかない (マウスオンして見てね)
1970年代まであったノシャップ米軍基地でをしていた「デノーズ」の創業者が考案したコレ
稚内にも米軍がいたとは・・・知らなかったけど・・・旧ソ連が近いからね

そして・・・連れに運ばれてキターーーーーーー 食べれるのか?

40年ぶりに復活した「スラッピー・ジョー」(980円)(マウスオンして見てね)
ノシャップ米軍に愛されたアメリカの母の味
ミートソースとチーズをたっぷり、熱々の鉄板で焼く

直径18cmの米軍バーガーとスラッピー・ジョーが並ぶと圧巻
スラッピーと米軍
お化けのQ太郎の弟O次郎みたいだ いや、座布団みたいだ

テーブルの上にある3種類のチリソースをお好みで・・・フォークとナイフで食べるバーガーなんて~お初です
チリソース  食べる1
パンズの表面はカリカリしていて、パンズに塗られたサウザンみたいソースは甘みがあり、レタスのパリパリ感、トマトの酸味、ハンバーグもジュイシ~で美味しいです

スラッピー・ジョーと格闘中の連れは・・・ (マウスオンして見てね)

バンズに少し酸味が強いミートとチーズがたっぷり絡み、ハンバーグの味がひっそりしているけど、胃にガツン

もう二人ともノックアウト寸前
もちろん完食できませんでした

でも・・・ご安心を・・・・持ち帰りたいんですけど・・・と言うと
手慣れた様で、アルミホイルを持って来てくれました
残った
これ持ち帰りますでも、しばらくは遠慮したい気分かも~



デノーズ
住所 北海道稚内市中央2-11
 0162-22-6910
営業時間 11:00~18:30(L.O.)
定休日 不定休


(2012/10/24)

山狭の湯の宿「見市温泉旅館」

平田内温泉「熊の湯」で、貴重なお話を聞いたあとは、熊石から雲石国道(277号線)に入り雲石峠方面にへ向うと、見市(けんいち)川の谷沿いに、一軒宿があります。

その名は、そのまんま「見市温泉旅館」
見市温泉外観
鄙びた感じで、なんだかしちゃうね
地元の方に聞いた話では、ヒグマが傷を癒すほど、ミネラルたっぷりの良い湯とのこと・・・
慶応年間に現在の宿の初代が、熊が傷を癒しているところを発見したと伝えらており、江戸時代末期から知られていて、明治初め1868年に開業。
100年以上に渡たって、見市川の渓流沿いに湯治宿が営まれ、戦前は樺太(サハリン)の造材や鉱山関係者、戦後も北洋の漁船員の方で、その疲れや傷を癒すため、賑わったそうです。

から降りると、大喜びで私たちを出迎えてくれたのは、温泉犬の“じゅん君”です

お客さんに対して分け隔てなく、温泉犬らしい良い仕事してますねぇ~てか・・・
は、これだから可愛いのょね

今年の春、仁木町で起きた事故の様なことにならない事を祈って、お宿の方へ
見市温泉玄関  受付
全体的に鄙びた感じですが、玄関ガラスはピカピカに磨かれ手入れされます
それに、内装もリフォームされたらしく、想像以上に綺麗な館内です

声を掛けると、ご主人が出て来られたので、1000円(大人1名500円)を手渡し、浴場へ行く前にの光が降り注いでいる休憩室を覗いて・・・
見市川1  休憩所?
赤い見市川が綺麗ですねぇ~

浴場へは、見市川を右に見ながら廊下を行くのですが・・・ここにも、休憩スペースがありました
休憩所  休憩所1
スペース横には、アイスリームの自販機やマッサージチェアがあり、温泉分析書も掲げられています。

源泉名 一号井戸と二号井戸の混合井
泉 質 ナトリウム-塩化物泉(中性低張性高温泉)(旧;含重炭酸土類弱塩泉)  
泉 温 59.8℃(気温24℃)
湧出量 110リットル/min(自然湧出) 
知覚的所見 無色澄明 弱カン味 無臭
ph 値 6.4
蒸発残留物 4.342g/kg
成分総計 5.106g/kg
試験年月 平成20年6月

さて、ミネラルたっぷりの湯に浸かりましょう
暖簾

脱衣所も綺麗に整理整頓され、パウダースペースには有料のマイナスイオンドライヤーがあります。

付きロッカーはなかったはずなので、自己責任で管理しましょう

思っていたより広い浴場は、観葉植物が2つあるだけの何の演出もなくシンプルだけど

赤茶色の湯が、湯船いっぱいタプタプに注がれ、窓側にあるパイプから静かにオーバーフローされています
湯治場は、これで良いんだょね

静かな湯面には、いっぱいの白い結晶状の湯花と、所々に緑の湯花(?)が見られます
湯花1

湯船の縁も、温泉成分が堆積されて、タイルがまるで煉瓦みたいだね
内湯2  湯口内湯
湯口から注ぎ出る湯は、透明に近いですが・・・

中に含まれる鉄分が酸化するため、湯は赤茶色に濁るようです。
濁り  洗い場
熱めのお湯は、舐めると少し鉄気と塩気の味がする湯で、体の芯までジワ~~っとミネラルが滲みてる感がして、思わずとため息が出るほどの気持ちのいいお湯です

露天風呂は、小さめだけど眺めと・・・野湯には及ばないけど開放感は抜群

すぐ脇を流れる見市川のせせらぎを聞きながら、のんびりですねぇ    

男湯側からは、道内の温泉巡りをしていると言う先客2人と連れの賑やかな話し声がしてます
露天1  露天2
女湯は私だけの貸し切り
やはり熱めで、見市川を背に浴槽の縁に腰掛けては、また入る・・・を繰り返し、ミネラルたっぷりの湯を堪能したのでした

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見市温泉「見市温泉旅館」
住所 八雲町熊石大谷町13
 01398-2-2002
営業時間(日帰り入浴)7:00~22:00
定休日 無休
公式サイトhttp://www.kenichi-spa.com/



(2012/10/10)

奥美利河温泉「山の家」

せたな町の「あわび山荘」に向かうため国道230号線をしていると、日本一の清流に認定されたこともあると言う奥美利河ダムのところに、とっても気になる看板を発見
『そりゃ、行くしなかい』と慌てて車をバックさせ、道道999号線へ入ります

この奥には、営業期間が4月末のGWから10月いっぱいと言う秘湯感たっぷりの温泉宿があるそうです。
細い道をクネクネと進むのですが、アスファルトなので対向車さえ気を付ければ
道
奥美利河温泉に向かう途中の景勝地、通称「熊すべり」
今年は、この「熊すべり」の箇所で、崖の雪解けが予想以上に全く進まず、残雪の道路への崩落の危険性が回避出来ない為、道路の一般開放を見送られ、オープンが1ヶ月近く遅くなったらしいです。

20分ほどで奥美利河温泉「山の家」に到着
ここには、バンガローやバーベキューコーナーがあったりと、キャンプ場でもあるようですね
ピリカ
手前が湯小屋、高台にあるのが宿泊管理棟で食事処もあります。

ここに立ち寄る予定がなかったので、私にとっては思いがけないサプライズ
ただ・・・アチコチに撮影禁止の立て看板が・・・
撮影禁止  お願い
浴場で何か問題でもあったのかな?

撮影出来ないのは、ちょっと残念だけど
それ以上に、テンション上昇中の私は、宿泊管理棟まで一気に駆け上り
入浴料の600円(大人1名300円)を手渡し、撮影の許可を求めると・・・

やっぱりダメでした
それでも、浴場以外なら・・・ってことで撮影
てか、管理棟から露天風呂が丸見えじゃん
露天風呂
あははは・・・意味わからん

それにしても、凄い量の湯が川に流れ落ちてます
湯
こんなの見ちゃうと、撮影なんてど~でも良くなっちゃうょね
別に撮影が目的でなく、湯浴みが目的なんだょねちょっと間違ってたわ

ログハウス風の湯小屋、入ってビックリ思っていたより綺麗
脱衣所2  脱衣所
脱衣棚にロッカーもあり、絨毯も敷かれてたりして
もちろん温泉分析書もありました。

源泉名 奥美利河温泉
泉 質 単純温泉(弱アルカリ性低張性温泉)(旧泉質名:単純温泉)
知覚的 無色澄明 ほとんど無味無臭
泉 温 38.5℃(気温20℃)
ph 値 7.9
残留物 0.218g/kg
成分総計 0.300g/kg
試験年月 平成20年10月

さてさて、湯浴みで~す
男女別の内湯は、カランもシャワーもない上、コンクリートの打ちっぱなしと丸太と木材で作られた殺風景な浴場だけど、木枠の7~8人が入れる大きさの湯船には、肌に刺激がない透明な優しい湯が加水・加温無しで注がれています
furo.jpg (HPより転載)
湯船の底には小石が敷かれ、半身浴も出来るように大きめの石も置かれており、少々ぬるめの湯なので「風邪ぶり返してしまうかな?」と思ったけど、ゆっくり静かに浸かっているいると、じわ~っと体が温まってきます
これは、逆上せることなく何時間でも浸かってられそう~だけど・・・

内湯のガラスの扉を開けると、あの丸見えだった露天・・・
5.jpg (HPより転載)
手前部分に男女を分ける仕切りがありますが、その先は池のような大きな混浴露天が広がっています。
こちらの湯船も内湯と同じように底に石が敷き詰められ、その石がクッキリと見えるほど湯の透明度が高く
アイヌ語で「ピリカ」は「美しい」という意味、ここが奥美利河温泉と呼ばれる意味が、この湯でも納得できますね

仕切りの切れ間から、男湯側をちょいと覗くと・・・
湯口ではなく、山肌と言うか岩から湯が溢れ出ているではありませんか
「あ~あそこに行きたい~あそこで湯浴みしたい~」と思ったけど、湯が透明過ぎるので・・・あきらめました
10月の少し冷たい風を感じながら、男女を分けた仕切りギリギリのところで、連れとお喋りしながらの湯浴みは、気持ち良くて楽しい
次の移動がなければ、何時間でも浸かっていたい奥美利河の湯
38℃とぬるい湯ですが、やっぱり温泉です
「あわび山荘」に向かうの中で、後から後から汗が・・・

※2014年で閉鎖しました。

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奥美利河温泉「山の家」
住所 北海道瀬棚郡今金町字美利河352
 0137-83.7111(クアプラザピリカ)
入浴時間 8:00~19;00(5~10月)期間中無休
入浴料金 大人300円 / 小学生150円 / 幼児無料
公式サイトhttp://kurplazapirika.com/okupirikaonsen/yamanoie.html



(2012/10/09)

平田内温泉「熊の湯」

「湯とぴあ臼別」で朝湯を堪能、「あわび山荘」お腹いっぱいになった後は、国道229号線の長磯海岸(奇岩ロード)を南下
奇岩ロードと言うだけあり、奇岩が点在していますが、その中でも、一際目を引く「親子熊岩」が現れます。

CA3C061167b.jpg
『親子熊岩物語』
大昔、生物の生存をおびやかす程の大嵐があり、山奥から飢えた親子熊が海岸に現れ、海岸に群れる蟹を小熊に食べさせていたが、蟹を追った小熊が、岩をすべり落ちてしまった。
親熊は夢中で溺れる子熊を助けるため手を伸ばすが、ぬれた岩に足をとられ、無残にも海中へ・・・それを見ていた海の神様は、子を思う親の愛の深さに心をうたれ、溺れる親子熊を救いあげ、愛の姿をそのままに岩に変身させたのだった。

CA3C061867b.jpg
連れに「夢がない」と指摘を受けちゃいましたが、私的には「小熊」は分かるんですが、親熊の大岩がそれこそ「臼別の大人伝説」に登場する大人(おおびと)に見えちゃうんですょ
口が耳まで裂け、身の丈が高く、恐ろしい形相をした怪物が、大きな黒い目に大口を開けてる様に・・・しかも髪型は角刈り・・・そう見えるのは私だけ?

・・・なんて夢がない事を言ってる間に、今回の湯巡りの第2の目的地に到着
駐車場には、既に1台のが駐車されてます。
先客が居ても、ココまで来て諦める訳には・・・
熊の湯駐車場1  熊の湯
荷物を持って歩いていると、八雲町のRV車がゲートを抜けて入ってきたので「乗せて行って~」と声を掛けると「直ぐそこだょ~あっはっは~

あはは・・・ホントに直ぐそこでした 駐車場から100mくらい
熊の湯1  熊の湯2
ガードレールから下を覗き込むと、平田内川の渓流沿いに丸太の脱衣小屋とオレンジ色の湯だまりが見えます
しかも先客が居ると思っていたら、誰も居な~~い

階段を渓谷側に下りて行と、男女別の脱衣小屋があるので、しながら服を脱ぎ

脱衣用の棚もあるので、きちんと脱いだ服は置きましょう
すると、先ほどの八雲町の役場の方が、脱衣所内の注意書きにもありますが「貴重品やは必ず、浴槽のところまで持って行ってねぇ~。上から丸見えだから女性はタオル巻いて良いですから~水はホースから出てますから・・・」と、わざわざ教えに来て下さいました

渓谷の大岩を刳り抜いただけの野趣あふれる無料の混浴露天風呂、温泉成分でオレンジ色になっちゃってて
熊の湯5

自分が真っ裸であることも、道路から丸見えって事も忘れ、飛び込んでしまいたくなっちゃったのでした
熊の湯7

すぐ横をゴーゴーと滝の様に流れる平田内川の渓流があり、木々の緑が覆い被さってくる素晴らしいロケーション
ただ、崖のようになっているので、足を滑らして転落しないように注意
かなり怖かった何度も背筋がゾクゾク
河  河1
昔、が居ぬ間に人々が湯浴みしたと言う「熊の湯」
この辺りは、ヒグマの生息地なのは間違いないのでしょうね

湯船は4~5名くらいの広さがありますが、しかし今日はこのロケーションもこの湯も貸し切り
あ~気持ちいい
熊の湯10
どっぷり浸かり、辺りの景色、渓流や木々の音を聞いて居ると、気持ちが良いの超越

52℃の熱めのナトリウム - 塩化物泉(旧泉質名:弱食塩泉)が岩の隙間から注がれています。
熊の湯8  熊の湯6
湯船横にはホースがあり、沢水が引かれているので湯温を調節する事も
※帰る時はホースを浴槽から出してね
この虫の居ない時季は、こんな山奥でものんびりできますねぇ
いつまでも渓流の音を聞きながら、大自然の中で湯浴みしてたかったけど・・・タイムリミット

帰り際「小熊の湯」と言う噴泉塔を覗いて「温泉玉子忘れてた」なんて話していると
噴泉塔
「熱いからヤケドしないで下さいょ~」と、親切な役場の方が現れたので、色々とお話をしていると、「どうぞ、見学して行ってください」って・・・
こんなラッキーな事、滅多にありませんょね
私たちは、そのお言葉に甘えさせて頂きました


※ここからは通常は立ち入り禁止の区域です。撮影・見学は全て許可をもらっています。

最初に源泉槽のある小屋に案内されました。
源泉3

これが3本の源泉井から源泉が送られ、この釜みたい物の中で混合泉に・・・
源泉2  源泉
お釜の蓋みたい蓋を開けて中を見せてもらうと、湯気湯気湯気3本の井戸のうち、1本が故障中のため、2箇所から源泉が噴き出してました。
この日は、修理に役場の方が来られて居たそうです。
旧熊石町の老人ホーム等の公共施設、4kmほど離れたところにある「あわびの湯」に給湯されているそうです。

こちらも源泉小屋
ポンプ
この小屋は、混合泉になる前の源泉がパイプから溢れ出ているので、入り口から覗くだけ

汲み上げられた源泉が、溢れ出て床がオレンジ色に染まっていました。
ポンプ3  ポンプ2
そして、配湯口からザ~ザ~外へ・・・豪快

櫓の方に案内されると・・・
7h@o.jpg

新しいポンプが設置さてて、3本目の井戸の復帰も間近の様子
ポンプ5  ポンプ4
そして、櫓の小屋で修理作業中の照れ屋さんのご夫婦を紹介され、源泉井のお話を聞くことが出来ました。

備品庫の中も外も配湯パイプでいっぱい
備品庫  備品庫1
この配湯パイプに付着するスケール(堆積物)の多さには、もう驚き
そして、そのスケールの除去費用とパイプの費用を聞いて、更に
老後は湯守でもしながら、ゆっくり生活したいと思っていた私ですが、ゆっくりなんか出来そうにないわ
私は、湯浴み専門で1つでも良い湯が閉鎖ならない様に、運転できる間は通うことにします
難しい専門的な泉質の話も良いかもしれませんが、ここで聞いた話も面白く、ますます温泉に興味が湧いたかも・・・

そして、帰りにスケール(堆積物)をお土産に貰いました。岩シューでないょ
土産
これを真湯に溶かして、顔を洗うとツルツル美人なっちゃうとかって

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平田内温泉露天風呂 「熊の湯」
住所 北海道二海郡八雲町熊石平町 
営業 24時間
休み 冬期間
公式サイトhttp://www.town.yakumo.lg.jp/modules/tmap/index.php?lid=107



(2012/10/10)

臼別温泉「湯とぴあ臼別」

朝風呂を浴びようと・・・宿泊中の「あわび山荘」でなく、で約15分
やって来たのが
看板
国道229号線沿いに、の看板があるので、そこから臼別川に沿って狭いダートな道を3.2km進むと臼別川に流れ込む狭い沢の入り口にログハウス風の湯小屋が見えて来ます。
私
1887年に温泉宿が開業、長らく「ランプの宿」として親しまれきましたが、北海道南西沖地震で施設がダメージを受け、経営者夫婦が高齢と言うこともあり1994年に廃業したそうですが、閉鎖を惜しんで1995年に旧大成町が日帰り施設「湯とぴあ臼別」として再開させたそうです。

広大な緑の山々と川に囲まれた臼別峡谷には、大人(おおびと)伝説と言うのがあり、知らない旅人が湯浴みしていたら、口が耳まで裂けた恐ろしい怪物が現れて、崖から大木や大石を転がり落とし、身の筋を抜かれてしまう恐ろしい伝説があります。
伝説
とりあえず、地元民のふりをしようと思いましたが
私、ホテルの浴衣でした

しかも、あわび山荘の下駄
下駄
これでは、バレバレですね

では、大人(おおびと)に襲われない事を祈って湯浴みさせていただきましょう
掃除 掃除協力金
清掃協力金として1人を投入口へ入れて下さい。と書いてあるので、記帳してから、投入させていただきます

脱衣所は男女別です。
脱衣所1 洗面所
少し薄暗いのですが、きちんと整理整頓されており、洗面台にも完備されています。
温泉分析書もあるのですが、高い位置に掲げられているのと薄暗さで、ハッキリ見ることが出来ませんでした

ナトリウム・カルシウム - 塩化物・硫酸塩泉(低張性中性高温泉)
源泉温度51.8度・涌出量30リットル/min(自然湧出)・PH6.5
微弱黄色透明・カン味及び苦味・無臭とのことです。

さ~約1年ぶりの臼別の湯

大きな露天風呂があるだけ
透明な仕切りの向こう側は、屋根無しの露天風呂になっており、前回来た時は秋の冷たい雨で殆ど屋根のある浴槽での湯浴みだったので・・・今日は

男女の境には大きな岩と仕切りの壁があるのですが・・・見えちゃってます
※コレは連れです。盗撮じゃないょ
慣れてない女性は驚かれるかもしれませんね
見えるわ 湯色
相変わらず、良い色の湯です~
薄緑っぽく白濁した湯ですが、茶色の湯花が見られ、飲泉も可能なので舐めてみると薄い塩味でした。

では、屋根無しの方へ
女湯


女性側の湯口は、これだけなんですょ
もちろん、男湯側にある様な打たせ湯もなかったりして・・・
きっと作る人が男性なので、仕方ないのかなぁ~
湯口1 オケ
洗い場らしい洗い場はなく、カランもシャワーもないのですが、椅子や桶は充実しております

男湯には数名の入浴客が居るようですが、女湯は私ひとり
私1
打たせ湯ぐらいなくても、これなら文句ないですょね

屋根のない露天風呂側も、一応仕切られてはいますが、半混浴のような雰囲気です。

昨年撮影出来なかったので、男性入浴客にお願いすると、みなさん協力してくださり、岩陰に隠れてくれる方や、背中を向けてくれる方と・・・この場を借りて再度お礼したいと思います。“ありがとうございました”

こちらの奥の方には滝があるようですが、何度も男湯側に行くと、男性の方々もゆっくりできないと思い、ちょっと諦めました
臼別1
白い箱みたいのが源泉槽との話です。

何度か湯に浸かったり、ベンチに座ったりと、とてもゆったりとすることが出来て
湯浴み1  山間

崖  崖1
それにしても・・・崖と森が目の前に広がっていて、大人(おおびと)がホントに居そう

そして、臼別の湯触りと同じく、さっぱりした私
私2
温泉街みたいな浴衣姿で寛いでいると、車中泊の方や地元の方が、ちょいと驚かれた様子・・・浮いて居たのは間違いないです
完全に旅人ですね
これじゃ、大人(おおびと)に、身の筋を抜かれちゃいますね
しかし、既に臼別の素晴らしい湯に、身の筋を抜かれてしまってる私なんですが・・・伝説の元はコレかもしれませんね
みなさんも、の湯に1度浸かると“身の筋”抜かれてしまいますょ

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臼別温泉「湯とぴあ臼別」
住所 北海道久遠郡せたな町大成区平浜
 大成総合支所 01398-4-5511
営業時間 7:00~19:00 (日帰りのみ)
営業期間 4月~11月
入浴料金 清掃協力金として100円
公式サイトhttp://www.town.setana.lg.jp/modules/xfsection/article.php?articleid=47


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(2012/10/10)

貝取澗温泉「国民宿舎 あわび山荘」2日目

前夜の食事と良い湯に、身も心も満たされた私たち
前日の記事はhttp://kurumi2002217.blog77.fc2.com/blog-entry-582.html
実は、点滴続きの病み上がりの&咳が続く私
周りの宿泊客に迷惑をかけてしまうのでは?と懸念してましたが、ホテルの心遣いで各々の宿泊者が隔部屋と離れていましたので、深夜に心置きなく咳き込めました
そうじゃない安静にしてろって・・・ね
ホテルの心遣いにホントに感謝です。

さて、6時に起床した私たちは、朝風呂に向かったのが・・・ホテルの大浴場でなく
あの山間に素晴らしい湯が湧く、あの温泉へ浴衣のままお邪魔しました。
朝1で、あの素晴らしい湯に癒され、お部屋に戻って、定番のゴロゴロ・・・

露天風呂
朝食前に、もう一風呂浴びることにします。

一晩中、掛け流しで湯が注がれているんですねぇ~湯量が豊富で素晴らしい

昨夜、薄暗くて撮影出来なかった細部まで、撮影しちゃいましょう
堆積2 堆積3
カルシウムやマグネシウムが豊富に含まれる濃厚な黄土色のお湯。
温泉成分が浴槽の縁に5cm近く堆積してます。

そして、夜8時以降は施錠されてしまう露天風呂へ
緩やかなスロープを下りて行くと、貝取澗川縁に黄土色の湯がザブザブと注がれた岩作りの湯船があります
通路 露天

温泉成分が沈殿しているようで、少し透明がかった湯色ですね
露天1
・・・て、言うことは、私が1番湯?
てか、女性客は私以外に1名のみでした

ゆっくり浴槽に入り、一気に湯を混ぜてみました
あははは・・・濁っちゃった
堆積 湯色

泡付きもよくスベスベキュッキュッ
露天2 貝取澗川1
横を流れる貝取澗川のせせらぎを聞きながら、ゆったりとした湯浴み実に気持ちが良いですねぇ

朝食の時間なので、脱衣所へ戻ると
足を見てビックリ足裏や指の所々が茶色に染まっちゃってます
タオル
タオルで拭いてみると・・・白いタオルがこんな状態
すごい温泉成分と言うか、湯華なんですね

そして、昨夜は暗くて気づかなかったのですが・・・
卓球台
卓球台があったんですねぇ~
ここで思い出したのが、北海道B級旅グルメ徒然記
思い出すのが遅く、浴衣で卓球のリクエストに応えられませんでした

そして、朝食は指定された8時に・・・お願いすれば、早い時間にもなるようです
1階ロビー横のレストランに皆さん集まってきました
バイキング1 バイキング
皆さんと言っても、私たちを含め7名だけなんですが
しかし、静かで良いですねぇ~。私のお喋りが響き渡っちゃったりして・・・

和食・洋食数種のバイキングが楽しめます
バイキング2

はぁい朝からもっこりは、おかわりですょ
朝食 のり
前夜から食べまくっている私を、「よく食べるなぁ」と、ちょっとあきれ顔の連れを見ながら、楽しいお食事
だって、温泉宿に宿泊って、楽しくて美味しいものね

朝食後は昨夜暗くて撮影できなかった池へ、連れを無理矢理引っ張って行き
イケ かめ
を昨夜に続き、突っつきまくり

満足した「あわび山荘」を後にしたのでした。
あわび山荘
明るいところで見ると、意外と古い建物だったのね
1泊2食、しかも鮑付きで7,600円という料金は、とってもリーズナブル。料金以上にサービスや心遣いも良く、とっても満足しました

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貝取澗温泉「国民宿舎 あわび山荘」
住所 北海道久遠郡せたな町大成区貝取澗388番地
01398-4-5522/FAX 01398-4-6328
■宿泊浴場営業時間 大浴場:24時間入浴可(清掃時間を除く)露天風呂:6:30~20:00/サウナ:14:00~22:00/小浴場:24時間入浴可
■日帰り入浴営業時間 5月~8月:9:00~21:00/9月~4月:9:00~20:00
大人(中学生以上)360円、中人(6歳~12歳未満)140円
小人(3歳~6歳未満)70円、幼児(3歳未満)無料

公式サイトhttp://www.awabisanso.com/



(2012/10/10)
プロフィール

さえ

Author:さえ
性別 : 女性
現住所 : 北海道

湯桶とイスを元の場所に片付けましょう
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