新見温泉郷には、「秘湯の宿 新見本館」と「秘境の温泉宿 新見温泉ホテル」の2軒の湯宿が隣接していましたが、「新見本館」と同じく平成28年3月末に閉館となる「新見温泉ホテル」
さようなら!秘湯の宿「新見本館」の記事
http://kurumi2002217.blog77.fc2.com/blog-entry-815.htmlどちらも開祖故新見直太郎氏によって発見され、明治45年から万病卓効の良泉として親しまれた奥ニセコの秘湯です。
(※マウスオンすると画像が変わります。スマホの方はタップすると画像がか変わります。)「美人女将が居る」「お蕎麦が絶品」などと聞いてはいたけど、隣の「新見本館」でたっぷり癒されてしまい
こちらへ足を運ぶまでには至らなかったため

、今回が最初で最後の湯浴みになってしまいます

(※マウスオンすると画像が変わります。スマホの方はタップすると画像がか変わります。)入浴料の

を支払い、横を見るとアンティークな金庫の上に温泉分析書があります。
(※画像をクリックすると拡大します。)お湯はお隣の「新見本館」と同じ・・・
源泉名 新見温泉1号井
泉質 カルシウム・ナトリウムー硫酸塩温泉(旧泉質名:含芒硝ー石膏泉)(中性低張高温泉)
泉温 63.2℃(気温16℃)
知覚的試験 無色澄明・無味無臭
ph値 7.3 ラドン 0.649マッヘ単位/kg
成分総計 1.446g/kg
分析終了日 平成22年10月5日
残念だったのが、この日は2階部分に位置する野天風呂「立木の湯」で湯浴みできないとのこと・・・


混浴ですが、野趣溢れる素敵な露天風呂だったと記憶しています。
(※画像をクリックすると拡大します。)しかし、最後ですから、我が儘は言ってられません

内湯の脱衣所は、とにかくシンプル

子供のオモチャ

が置いてあるだけ

(※画像をクリックすると拡大します。)
初めての浴場はどんな感じかな?いつもながら

しちゃいます

ガラガラ~っとガラス戸を開けると・・・

透明な湯が静かに静かに浴槽から溢れ、湯面はまるで鏡の様、床タイルはコーティングされた様に光ってます

(※マウスオンすると画像が変わります。スマホの方はタップすると画像がか変わります。) シャワー付き洗い場も6つ、広くはないけど、自然光が取り入れられ明るい浴場です。

掛け湯槽もあります。そして、

剣を持っている様なのでお不動様でしょうか?

(※画像をクリックすると拡大します。)浴槽の真ん中の岩から、湯がゆっくり注がれて、岩に付着している白い温泉成分に歴史を感じます

・・・と言うことで、誰も居ないことを良いことに、本日も

さん登場

(※マウスオンすると画像が変わります。スマホの方はタップすると画像がか変わります。)野天風呂でも湯浴みをしたかったけど、この浴場と良く温まる湯感さっぱりの新見温泉の湯を満喫して、2つの新見温泉に別れを告げるのでした

それが、「新見温泉存続」と言う情報がありました


記事元は
http://mainichi.jp/articles/20160131/ddl/k01/070/142000c『名湯は残った』 〈一筆半歩/小川祐希〉 毎日新聞2016年1月31日
蘭越町の山中にひっそりとたたずむ秘湯・新見温泉の2軒宿「新見本館」と「新見温泉ホテル」が、3月末で100年余りの歴史に幕を閉じる。そう聞いて、札幌から車で2時間半、現地を訪ねた。
新見温泉は広島県から入植した新見直太郎氏(故人)が発見し、1912(明治45)年に開業した。現在、2軒の宿はいずれもその孫が経営している。
新見本館の新見健社長(74)によると、最盛期の90年代前半には平日でも1日約130人が宿泊したが、その後、長く続いた景気低迷で減少。今は湯治などの常連客が8割以上を占め、1日あたりの宿泊者は10人に満たない。2軒とも後継者がおらず、廃業を決めた。
昨年12月、廃業のニュースがインターネット上で流れると、全国から買い取りの申し出が相次いだ。中には10億円を出すという話もあったが「投機目的で買われるより、温泉を生かしてくれるところに」(新見社長)と、別の企業に約1億円での売却を決めた。
建物は取り壊される見通しだが、湯は引き継がれる。北海道の歴史ある観光資源として、いつまでも愛される温泉であってほしい。
もしかしたら、近いうちに新見温泉「再開」や「復活」のニュースがあるかもしれませんね

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秘境の温泉宿
新見温泉ホテル〒048-1327北海道磯谷郡蘭越町字新見5
(2016/03/23)